いきなり航の左腕を掴んで鈴鹿…。 | THMIS mama “お洒落の小部屋”

ドキドキ いきなり航の左腕を掴んで鈴鹿、
「海野君。ちょっ。」
航の腕を引っ張って。

腕を引っ張られた航、
「えっ…???何…???こ…ぐ…。」

鈴鹿、
「いいから。ちょっ…。」
ぐいぐいと航の腕を引っ張って、
「サッチン!!!」
佐智子の顔を見て。

佐智子、呆気に取られて、
「えっ…???えぇぇぇぇ…???」

「何すんだよ、小暮…???」

ぶすっとしている鈴鹿。

「あ…。あ~~。」
佐智子、可羊子とレミの両方を見て、変顔、
「あ…。あはははははは…。」

可羊子、口を尖らせて顔を傾げて、
「…???」

レミ、
「なになになに、カヨッチ…???」

廊下に出て鈴鹿、いきなり航の腕を投げつけるように離して。
「何やってんのよ。もぅ。あんたねぇ。みんなのいる前で。カヨッチの事。何考えてんのよ???」

一呼吸置いて。
「まだ転校してきてあんまり経っていないのに。」

傍で聞いている佐智子、
「……。」

すると航、
「はあ…???いや…。…って言うか、クラスの女子に、何か話をして悪いのかよ。」

そんな航に、
「悪くはないけど。何、頼みって…???カヨッチのお姉さん…。それが何…???」

「…いや…。俺は…ただ、矢島の姉ちゃん、ピアノ…弾くって言うから…。どれくらいの腕なのか…。」

「もしかして…。何か…、訳あり…???海野…く…ん…???」
今度は佐智子。

そんな佐智子の声に航、
「ん~~~。」
少し窓の外を見て、今度は顔を下に。

鈴鹿、
「ふん。」

航、おもむろに顔を上げて、
「実…は…さ。」

何故かまだ可羊子とレミの傍にいる敦司。
「な~に、やってるかな~~。航~~。」

そんな敦司の顔を見て可羊子、
「くく。」



レミ、廊下の3人を見ながら腕組みをして、
「一体、何…???」

鈴鹿、佐智子、
「えっ…???…マジで…???」

航、
「うん。マジで。まっ、そりゃ、無理かも…しんねぇけど。まっ、一応、ダメ元で…。」

佐智子、いきなり、
「無理でしょう~~。有り得ないでしょう~~。…いや…、私はカヨッチのお姉さんじゃないから…分かんないけど…。幾らなんでも…。」

鈴鹿、
「そんな…事…。考えて…、たんだ。海野君。」

その鈴鹿の声に航、
「うん。」

午後の授業まであと10分。

「しゃあない。カヨッチ~~。可羊子~~」
廊下から鈴鹿、可羊子を手招き。

可羊子、そしてレミ、
「えっ…???えぇぇぇぇぇ…???」

そして廊下に。
その後に続く様に敦司。

「カヨッチ~~。」
鈴鹿。

可羊子、
「ん…???」

佐智子、
「実はさ~~。…いや…、これは鈴鹿の方から…。」

鈴鹿、
「海野君、さっきも言った通り、カヨッチのお姉さんのピアノ…聞いてみたいんだって…。」

可羊子、
「ふん。それは良いけど…。お姉ぇにも…聞いて…みないと…。」

間髪入れずに航、
「なんとか…お願いしたいんだ。ダメ…かな…。」

口を尖らせてまた顔を傾げて可羊子、
「……???」








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