「あんた、夕美子と結婚しなさい。」 | THMIS mama “お洒落の小部屋”

ドキドキ 「で…。これが…僕と…何の…???」
和弘。

ルイ、また、
「くくくく。」

由香里、思わず頭をガックリと。
「夕美子も言ってたけど、本当にワコウちゃん、あんた…鈍。」

和弘、困ったような顔で、
「い…、いや…。ドン…って…???」

「もぅ~~。」
変顔のルイの傍を通って前の自分のスツールに落ち着く由香里。

「まさか…、ワコウちゃん。あんた、私があんたにモデルやってくれって…、思ったんじゃ…ないでしょうね~~。」

和弘、洋造とルイの顔を見ながら、
「い…、いや…。そう…なんじゃ…。だって…、ファッションショーって…???…えっ…???」

「…んな訳ないじゃん。料理の方!!!料理!!!」
和弘の持っている資料を取り上げてその資料に指をポンポン。

和弘、
「料……理。」

「うん。私たちの初めてのファッションショーになるの。…で、その最初のショーに、どうせならディナーも一緒に企画しようって…。」
ルイ。

「そして、もし、それが嫌なら、ワコウちゃん、あんた、夕美子と結婚しなさい。」

その由香里の一言に和弘、「ドキン。」

洋造も同じく、「ドキン。」
そして声にして、
「来た~~~。」

和弘、
「あっ、あ~~。いやいやいや…。いや~~。」

由香里、
「こらっ、ワコウ~~。ハッキリしろ。どっち!!!」

またまた和弘、両手を前にひらひらさせながら、
「いやいやいやいや…、なんか…、どっちも…無理…。」

また睨みつける由香里。

和弘、
「いや…。そんなおっきなイベントに…僕の…。それに新條さん…。無理でしょ。僕なんて…。ほら…矢萩さんとか…。」

その一言に、洋造、
「ん~~。な~るほど~。そっちか~~。」

ルイ、
「ふんふんふんふん。な~る。」

由香里、
「ほぅ、ほぅ。そう来たか。」

和弘、
「へっ…???何…???…そう来たか…って…???えっ…???えぇ…???」

「もしかして…。そんな事考えてたら、矢萩さんに…、負~っけちゃうぞ~。」

洋造、
「…???」

和弘、
「はぃ…???…どういう…???」

「確かに。矢萩さんも夕美子…意識してるよ。そして、夕美子も自分では気づいてないようだけど…、矢萩さん…意識してる。そして、それと同様に、ワコウちゃん。夕美子、あんたの事も、矢萩さん以上に意識してんの!!!」

その由香里の話にルイ、にっこりと頷き、
「…と、いう事~~。」

和弘、洋造共に、
「え―――――――っ!!!」

その瞬間、ルイ、由香里、肩をガクッと。
「…って…、あなたたち、いっつも夕美子見ていて、気付かなかったの―――――――っ!!!」

和弘、洋造、
「あ…、いや…。あの…、その…。えっと~~。なぁ…。」
お互いに顔を見ながら…。

由香里、
「洋造さん…。見越していたと…。私…、思ってた。」

その由香里に洋造、頭を掻きながら…、
「…めんぼく…ねぇ…。」








※※※※※※※※※※※※※※※※※※※


《PR》
庄司紗千 つつじヶ丘の坂道で…。

※ご本人の承認の下、紹介させて頂いております。