「もったいな~~い。」 | THMIS mama “お洒落の小部屋”

ドキドキ 「じゃあ…、頼もしい殿方…って、訳ね~。」
瑞樹。

「でも…、仕事をしている時の矢萩さんって、全くそんな印象…持たせないわよね…。…どして…???」
首を傾げるように瑞樹。

その瑞樹に同じように反応して変顔をする美崎と五月に奈賀。
そしてまた、「クスッ」と笑う杏美。

「な~んで杏実さん、そこで笑うかな~。」
五月。

杏美、
「いやいや。いやいやいや。…はい、気にしない、気にしない。」

奈賀、
「いや…。気にするでしょ、普通~~。」

「まぁ、まぁ、まぁ…。はい。」

「もしかして…、なにやら、秘め事…、あったりして…、杏美さん…???」
ニタリと笑うように杏美にすり寄る美崎。

笑いながら杏美、
「ば~かね~。あ~るわけないじゃな~い。」

「だよね~~。くく。ただいま旦那様。中国に出張中~~。」
こちらもまたニタリと五月。

「こ~ら、五月~~。」
杏美、五月の頭をコツンと。

五月、
「へへ。」

その時瑞樹、
「あっ。そうだ。」




「えっ、うそ!!!夕美子、まだ…あんた…、シングルなの…???」
いきなり夕美子を見つめながら目をパチクリさせる由香里。
「與門…編集長~???」

そんな由香里に変顔をする與門、
「えっ、えぇ~。まぁ…。」

ルイも悠宇も、「シンジラレナイ。」とでも言った顔で…。

唇を口の中に押し込んでいるような夕美子。

由香里、小さな声でハッキリと、
「もったいな~~い。」
そしていきなり洋造たちの方向に顔を向けて。
「あんた、なんで…アタックしないかな~~。えぇ~~???」

その声に夕美子、
「えっ、ええええ。え~~っ!!!何…言い出すの…由香里、あんた。」

與門、
「ぷっ。」

「そして與門もそこで、吹き出すし…。」

「ねね、あの…新しい編集デスクの人…、シングルなんじゃない…???」

そのストレートな由香里の声に與門、今度は、
「お~~。」

夕美子、
「はぁ~~あ…???」

由香里、
「いや…。な~にが…はぁ~~あ。なのよ~~。このかっこいい女が~~。」

與門、可笑しくて堪らない顔をして…。

「いや…、私は別に…、そんな…かっこいい…なん…。」
「バッカねぇ~~。あんたの仕事振り見ていたら、すぐに分かるでしょう。あんな仕事出来るの、そんなにいないわよ。」

少し顔を赤らませて笑っている與門。「実にその通り。」とでも言うように。

「ねね、あんた…もう~三十路だよ~~。」

その由香里の声に、口をへの字にする夕美子。
「…んな事…、言ったって……。」








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