「お・う・え・ん…しようか…なって…。」 | THMIS mama “お洒落の小部屋”

ドキドキ 健之の隣にちょこんと座って杏美。

健之、
「…ん…???どしたの…???」
コーヒーを飲みながら健之。

そんな健之の顔を見ながら杏美、
「ん~~???ちょっとね~。ふふ…。」

「何…、なになに…、どしたの~???」
「デスクの…こと…。お・う・え・ん…しようか…なって、思ってね~~。」

その言葉に健之、
「はっ…???応援…???」
目をパチクリと、そして顔を捻じ曲げて、
「な…ん…の…、応援…???」

そんな健之の顔に杏美、すぐに椅子から立ち上がり、
「んんん、私が勝手に思ってる事だから~~。じゃ。」

その場を離れる杏美に健之、
「ん~~???…はて…???」




「OK.OK~。さすがは與門~~。いい感じじゃ~ん。」
出張先の長崎からの與門からの連絡と報告である。

電話口で夕美子、パソコンの画面を見ながら、
「このまま…校正に良いよね、これ…???」

スマホで與門、
「うん、お願い。今回もまた、スタッフに恵まれたわ。いい感じで進んでる~。」

「おぅ。んじゃ明日の帰り、待ってる。」

その夕美子の声に、
「わわわわ。編集長~あれ~~。」
いきなり左斜め向かいで亜季。

「何よ、あれっ…???」
電話の向こう與門、
「なに…???どうかした~???」

亜季、夕美子から電話を取って、
「お疲れ様で~す。あれ。あれあれあれ。長崎で有名なあれ…。チーズケーキ~。」

夕美子、
「チーズケーキ…???」

電話の向こうでも、
「チーズケーキ…???」
與門。

その声に反応した亜季の向かい側の席の真奈香、
「長崎で有名なチーズケーキと言えば~あれでしょ。フォンダン…。」

そこまで言ってパチンと夕美子、フィンガースナップ。
そして真奈香と同時に、
「フォンダンフロマージュ。」

亜季、
「それそれ~。編集長~~。」
電話口で…。

声のない受話器。

「編集長~。ねね、編集…。もしもし。もしもし。ねぇ~。」

「…っていうか…。多分…これ…でしょ。その…フォン…何とか…。もう…持ってるけど…。袋の中に、戴きもので戴いちゃってる~わははは。クライアントから…だけどね~。」

亜季、
「うわお。や~り~~。待ってま~す。」
受話器に手を当てて、
「クライアントから戴いちゃったって~~。」
夕美子と真奈香に。

夕美子と真奈香、唇を尖らせて、
「わお。」

その時、いきなり真奈香の後ろから、
「うそ!!!なんで!!!うそでしょ。」
スマホに大きな声で…。心である。

夕美子、
「心、どうした???」

既に與門からの電話を切っている亜季。
夕美子の机の電話機に置いて、
「心…。」


通話を切って心、ガックリとして机に前のめり。
小さな声で、
「何でよ、今になって…。どうしよ…。」


 






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