「苛めて…いいの…、美紅~~???」 | THMIS mama “お洒落の小部屋”

ドキドキ 真ん丸い目をして信玄、
「へ…編集長…。」

そんな信玄の顔を見て與門、
「…ん…???どした~~???」

信玄…、
「あっ…、いや…。」
口をすぼめて息を吸い込むように…。

「くくく。夕美子に絞られろ~~。美紅~~。いいねぇ~。信玄、ちょい、借りるよ~~。」

美紅、
「あ~~い。しっかりと…、苛めちゃってくださ~い。」

その美紅の声を聞いて夕美子、
「苛めて…いいの…、美紅~~???」
そう言いながら両手を組んでポキポキと…。

…のつもりが…、
「あれ…、鳴らない…。」

そんな夕美子を見ていた亜季、
「かかかか。」

信玄、
「…お手柔らかに……。」

「あたしより…、厳しいかんね~~。姉貴殿は~~。」
美紅。

「そんな…。今から…プレッシャー掛けないでよ…、美紅さん…。」

「初めてのクライアント。しかも、産声を上げたばかりだからね~~。ヒアリングから慎重に行くよ~~。」
夕美子。


「心~~、AMOUR(アムール)…???」
與門。

「は~い。順調にゲラ…上がってますよ~~。」
心。

そこへ、
「戻りました~~。」
真奈香。やたらとにこにこと。しかも康太と腕組んで。
「可愛いやっちゃ~、こんちくしょう~。かかか。」

一同、
「はぁ~~あ???」




「あっ、デスク…、そこ…左です。」
奈賀。

健之、
「おぅ。」

そして100メートル程走って…。広い敷地のビルディング。

「へぇ~~。かなりスケール大きいですよね~。」

「うん。ここに、これから行くsouple(スープル)のオフィスがこのビルにあるの。さっき広報宣伝の生垣(いけがき)さんから連絡があって、予定が変更になって、時間…長く作ってくれたみたい。」
奈賀。

「へぇ~~NICEだね~~。…っと…、しっかし…広いね~~。それに、新しいし…。」
「うん。出来て間もないからね~。」

車から降りてビルの中に。

そして、
「おやおや、いろんな企業がズラリ…。」
健之。

「うん。凄いよここ。まだ埋まってないフロアもあるくらいだから…、その内…。」
奈賀。

「正に…デラックス。そしてボリューム感…あるよね~~。ふ~ん、スゲ。」
そう言いながら口をへの字にして、両肘を曲げて両手を胸まで上げる健之。

そんな健之を見て奈賀、
「ぷっ。」

「…ん…???」

「いえ…。」
歩きながら、
「デスクって、結構……。いやいや…。どっちかって言うと…。フットワーク、軽いんですね~~。」

「はい…???それって…褒めてんの…???…それとも…???」
「いえいえ…。決して…。はい。実に…ユーモア感…あります。はは。」

そしてビルのインフォメーションプレートを見て…。

奈賀、
「12階ですよ。」

健之、
「うん。…と、あれ…???」









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庄司紗千 つつじヶ丘の坂道で…。

※ご本人の承認の下、紹介させて頂いております。