照れながら和弘。 | THMIS mama “お洒落の小部屋”

ドキドキ 健之、
「高梨さん…、良い事…言いますよね~。」

「いやいや…。とんでもないです、僕なんて…。」
照れながら和弘。
「でも。僕もそうですけど。いつも読みたくってどうしようもない雑誌ってあると思うんです。」

そんな和弘の話を聞いている夕美子と心。

「僕も…この仕事。食べてもらって、美味しいって言ってもらえると…、もの凄い嬉しいですから…。ただ…、それだけの声が聞けるだけで…。それだけなんです。」

洋造、にんまりとして…。

「客が、満腹して、美味しかった~~。なんて聴けたら、作り甲斐…ありますからね~。」

健之、にこやかに、
「そうですよね~~。僕らも、作った雑誌が大勢の方々から喜ばれて、そこからお客様が、商品買ってくれて幸せな顔してくれると、嬉しいですからね~。はは…、編集冥利に尽きると言うものです。」

洋造、黙っている夕美子の顔を見て、
「どうしたい。えぇ~。箱入り娘~~。」

その洋造の声に夕美子、
「へっ…???あぁ…。はは…、全部…言われてしまったかな~~ワコウちゃんと矢萩デスクに~~。」
そしてペロリと舌を出して。

「ねぇ~~、デスク~。」
そう言いながら夕美子を背中から抱き締める心。
「大好き~~。」

そんな心に、
「ば~か。」
右拳で心の頭をコン。
「でもね~~。なんだかんだ言っても、この仕事。ひとりじゃ出来ないからね~。そう言う意味では、私も…與門もそうだけど…。心たち、み~んなに恵まれてるんだよ。」

健之、そして若、夕美子の方を向いて。

「みんながいなきゃ、絶対に出来ない仕事だからね~。しかも…、そのみんなって言うのは編集だけじゃないから…。撮影もそう。そして原稿、デザイン、そして校正から印刷、そして製本と…。何が欠けてもいい物は出来ない。」

にっこりと洋造。
「だ~~な。」

「そして、それに掛かった時間に…また感謝しなきゃ。だから、無駄に出来ないんだよ。しかも、失敗は出来ない。」

心、
「……。」

「失敗出来ないから、逆に、みんなと良い仕事がしたい。…そのためにも、若い子たち、育てたいんだよね~。」

「いやいや。正にその通りですね~。」
健之。

夕美子、
「えっ。」

「…あっ、いや…。申し訳ない。今まで、そんな考え方の人…、周りにいなかったから…。」

今度は一同、健之に目を…。








※※※※※※※※※※※※※※※※※※※


《PR》
庄司紗千 海をこえて

※ご本人の承認の下、紹介させて戴いております。