「あれ…???どっかで聞いたような……。」 | THMIS mama “お洒落の小部屋”

ドキドキ ビールを一口飲んで春樹、
「なにやら、前職で、自分のやりたい企画を何度となく提案したらしいんだけど、その甲斐空しく…、撃沈されたそうで…。それが切っ掛けで、転職を考えたそうな…。」

またまた夕美子から與門の口の中にポン。
「…そんな矢先、ウチの社長とご縁があったと…。」

與門、そんな春樹の話しに、
「ふ~~ん。」
頷いて…。…かと思いきや、
「あれ…???どっかで聞いたような……。」

春樹、
「ん……???何か…???…とにかく。仕事は出来る。それに、人付き合いも良好。」

與門、
「ふ~~ん。」

「そして…。あの…マスク…。」

與門、
「…ん…???」
春樹の顔を見て…。

春樹、
「…ん…???…何か…???」

「スギちゃん…。あんた、その顔で、人のマスク…言える…???」

春樹、
「はっ…???なんで…???」

「韓流俳優ばりの男が~~。」

「はい…???」
そう言いながら、少し考える振りで春樹、にっこりと。
「お褒めに与り…恐縮です。女王陛下。…って、言うかさぁ。煌も、夕美も、うちのチビたち、怒ってるぞ~。最近全然遊びに来ないって。美希ちゃんに会いたい~~って…。」

美希とは與門の一人娘である。小学5年生。
春樹にも小学1年生の帆香と、4歳になったばかりの綾香がいる。

「あ…。はははは…。はぁ~~。」
変顔の與門。

「…って~事は…、遠からずや、木乃美さんも…、怒ってるって…???」
小声で夕美子。

ここで言う木乃美とは、杉田春樹の妻である。
台湾出身で、既に帰化している。

「角、出してね~~。」
春樹。

「あ…。はははは…。はぁ~~。」
與門。

「煌~。変顔…し過ぎ…。まっ、夕美の方は…、懸命に彼氏…探してんじゃないの~と、言い訳は…、しといたけどね~。」

夕美子、
「はぁ~~あ???」

「彼なんて…どうよ…???」
未だ、挨拶周りの途中の瑞樹と健之の方に顔を向けて春樹。
「話によると、まだ…三十路前…。シングルとの事…。」

いきなり頬を赤らめる夕美子、
「…ば…、ばか言わないでよ。…とんでもない。」
膨れっ面をしながら…。

「ふふ…。膨れっ面も…良い顔だね~。夕美~~。ははは。」
「もう~~。スギさ~~ん。ハルキ~~。」

春樹、笑いながら、
「はいはい。まっ、でも、木乃美も、夕美の結婚相手、早く見たいようですけど…。」

「んもう~~、関係ないの。」
「おやおや…。」

與門、
「クッ。」

 

 

 






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