「あんた、勇気…あんじゃん。」 | THMIS mama “お洒落の小部屋”

ドキドキ 「ふ~~ん。…って~事は~。あんたら、私が風邪で休んでいた事を良い事に、3人で…抜け駆け…してたって…事か~???」
腕組みしながら静香。

「あっ…、いやいや…、そんな…抜け駆け…って、静さん…。」
両手をひらひらとさせながら、困ったような顔をして麻美。

「華穂~~。あんた…、ふたりより先輩なのに~。な~にやってんのよ~。」
静香。

静香の前で、ペコペコと頭を垂れる華穂。
「でも…、しっかし…、課長…、そう来たか。美津をね~~。はっはっはっ。」

麻美、華穂、
「はっ???」

「美津~~、あんた、勇気…あんじゃん。頑張ったね。彼氏にばれたら大変だわ。…と、言うより、華穂~~。あんた…何やってんのよ…???」

そんな静香の声に華穂、
「へっ…???」

「チャンスじゃないよ~。」
「はい…???」

「課長に、彼女、いないって分かったんだから~~。」

その静香の声に華穂、いきなり、
「はぁ~~???」

「な~に言ってんの~。課長にホの字、あんたの方でしょ。」

その途端、麻美に美津、目を見開いて、
「え゛―――――――っ!!!」

その麻美と美津の声に、数人いた同じ女子行員、
「!!!」

恐縮しながら麻美、美津。
いきなり赤くなる華穂。しかも、目を見開いて、小さな声で、
「静さん。なんで…???へっ…、うそうそ。そんな…。」

それと同様に麻美も美津も、
「うそうそ。華穂さん…、マジで…???へっ…。…んな…事って…???」

静香、
「ば~かね~~。先刻、お見通し。」
と、華穂の左肩をパンパンと叩いて。

「静さん…。…いつから…???」

麻美、美津、そんな華穂を見て…、
「やっぱ…、そうなんだ~~。う~~っわ!!!」

「ふん。ほら、課長が麻美に頼みごとした事あったじゃない、あの時から。」

「わっ!!!」
いきなり麻美。
「そっか~~。」

「何、びっくりした、麻美~~。」
美津、静香。

麻美、
「キャハハハハ。…道理で~。華穂さん、私に課長がどうだのこうだのって…。それに、食事の時も、自分から……、だったし…。」

「あっ。そっか~。うんうん。そう言えば、華穂さん、やけにポジティブだった…。キャハ。華穂さ~ん。」
華穂の左肩をこちらも叩きながら美津。

華穂、赤ら顔で、
「い…痛…。な…、なによ、なによ、なによ。んもう~~。」

麻美、両手ガッツポーズで、
「華穂さん。ガンバ!!!キャハッ。」








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庄司紗千 海をこえて

※ご本人の承認の下、紹介させて戴いております。