「ものにする。絶対に。」 | THMIS mama “お洒落の小部屋”

ドキドキ  「あれ…。考えに考えて作り出したものじゃないんだ。」
将史。

瞳美、
「へっ…???それって…、どういう事…???」

「確かに、世の中、考えに考えられて作られたものは良いと思う。けど…、一瞬のインスピレーションで生まれたものって、もの凄いエネルギーって、あるって、俺、思うんだ。」
「…マ~坊…。」

「あれっ…、おまえの一瞬の…インスピレーションだろ。今回のも…そうだけど…。」
「…う…、うん。」

「俺も…、商品企画は何年か、やってきた。…だから…分かるんだ。」
「へっ…、何…、マ~坊…、あんた…まさか…商品企画…専門…???」

「はぁ~~???知らなかったか~???」

思いっ切り首を横に何度も振る瞳美。

「おいおい…。」
変顔の将史。

「あっ。道理で、最初、私の発案に…。ダメ!!!つぅ~たよね~。な~るほどね~。それでか…。かっかっかっかっ。」
腕組みして笑いながら瞳美。


「叶…。」
前をじっと見つめて将史。

「…ん…???」
「おまえのインスピレーション。ものにする。絶対に。」

「…マ~坊…。」



「さすがにかっこ良いですよね、ジュリアンの彼氏。」
廊下を歩きながら遼。

「おほほほほ…、お褒めに与り…、光栄ですわん、遼く~ん。でも…遼君だって…、きれ…。う~っわ…。やばやば…、遼君…。ストップ、ストップ。」

いきなり遼の腰に手を回し口を押えてジュリアン。
「回れ右~。はいはい、別のトコ~。」

「な…、なになになにジュリアン。うぐぐぐぐ…。」
チラリと振り返って自販機コーナーの方を見ると、そこに将史と瞳美。

「だからね~。邪魔しない、邪魔しない~。」

遼、
「わ~お。」



そしてコンペ前日。悟朗、
「ヨ~シ、抜かるなよ~。とにかく、自信持って行け~。最終段階だ~。最終確認怠るな~。」

何故かしら、そんな悟朗の声をよそに、プロジェクトメンバーの笑顔が目立つ。

「オッシャ~。こんな感じだね~。」
遼。

「うん、OKよ、こっちも良い感じ~。」
ジュリアン。

「まとまってるか~これ…。」
将史。

「OKです。」
遼。

「これって…、今まで見た事ないわ~。ニシッ。」
茉祐子。

「ほいほいほいほい。」
智也。

「もう~やるっきゃないね~これで…。はは…。」
瞳美。

悟朗、
「くく…、こいつら…。」






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庄司紗千 海をこえて

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