「あな…た…の、この手…。」 | THMIS mama “お洒落の小部屋”

ドキドキ そんな瞳美の声は聞こえたのだが、将史も自分の目の焦点が合わず…。
「…あっ…、あ…、いや…あの…???」

瞳美、
「あ…、あな…た…の、この手…、ちょっと…、どかして…くんない…???私の…。」
瞳美の右胸を押さえつけている将史の左手…。

将史、
「あ…、あ…、ごめん…。…でも…、君が身体…どけて…くれ…ないと…。」

「あ…、あ、ごめん。」
唇を右の手の甲で押さえながら将史の体から離れる瞳美。



「びっくりした~~。ボスが吠えるなんて~。」
沙織。

「ははは…、大人しそうにみえたけどね~。いきなりだからびっくりしたよねぇ。」
智也。

片や、
「大丈夫~叶ちゃん、マ~坊~。ふたりで倒れちゃってたけど…。」
そう言いながら瞳美と将史に歩き寄るジュリアン。

「ごめ~ん、眞叶さん、桐生さんにぶつかっちゃったね~。ごめん、ごめん、大丈夫~???」
そう言いながらこちらも瞳美と将史に近づく遼。

「…う…、うん。…大丈夫。」
将史の方を向きながら、戸惑ったような顔の瞳美。
「桐生さん…。ご…ごめん…なさい。」

立ち上がり、ズボンをパンパンと付いた芝生の草を払いながら…。
「はは…、ちょい…痛かったけど…。ん…。大丈夫。」
と、瞳美に笑顔で、右手をひらひらとさせながら将史。

「あっ、ここにも…。」
そう言いながら将史の背中のシャツにくっついている草を手で払って…。

「あっ、ごめん。ありがと…。」
将史。

「何…???何がどうしちゃったの…???」
ジュリアン。

「あ…、あぁ…。はは…、へへ…。」
瞳美。

ジュリアン…、首を傾げて「???」将史の顔を見て…。
ただ頭の後ろを掻く将史。

「僕なんです。」
遼。

「何々…。なんか…あったの…???」
智也。

沙織も…、
「???」

「私も…へへ…。ちょい…ムキになっちゃった…。」
舌を出して瞳美。
「遼君…学生時代…何か…???」

「僕…、テニス部だったんです。」
遼。

「ひゃ~~、道理で~~。」
「眞叶さんだって、中々どうして、運動神経…。」

「わ…たしは…。バレーの方…。」

「道~理で…、反射神経…いいも~ん。」
沙織。






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