「さすがに、ファミレス仕込み。」 | THMIS mama “お洒落の小部屋”

ドキドキ 「でも…、恭子のパジャマ姿……。」
窓の外を見ながら浩二。

「……。悪かったわね。どうせ…、私なんて…。」
唇を尖らせて仏頂面をしながら、こちらも窓の外を見る恭子。

「……。可愛かった…。…うん。…可愛かった。」
「えっ…!!!」

チラリと浩二の横顔を見る恭子…。
「コウ…ちゃん…。」

「ん…。可愛かった、恭子。うん。さて…、午後の部だ!!!行こか!!!」
「あ…。…う…、うん。」



「…で…、これをこうすると…。ねっ。」
夏輝。

「へぇ~~、な~るほど、そっか~うんうん。分かる分かる、凄い分かりやすい、もんちゃん。」
「でっしょう~。んじゃ、次、これ。」

「うんうん。」

そんな夏輝と玲子を見ながら和人、始終ニコニコ顔で…。
「若いもんは…、若いもんなり…。はは…。」

「…ん…???…何か言った~-???和兄ぃ。」
玲子。

「いん~や~。バイト休みで、玲子も店、手伝ってくれて、玲子、様様だってね~。」
「へっへへ~~。それくらい…やんなきゃ…。私も恭子も…バチ当たっちゃうよ。」

夏輝も、そんな玲子を見て、
「ほんとだよ、玲子ちゃん、感謝感謝だよ。うん。」

「ま~た、またまた、もんちゃ~ん。」

そんな風に言う玲子と夏輝の顔を見て和人。
頭の中で、ふと、智香子の…あの…、「ふふ~ん。」が甦る。
「こいつら…。」


そして開店後、緩やかではあるが、徐々に席が客で埋まれて行く。
「いらっしゃいませ~。」そして、「ありがとうございました~。」の玲子の声。

「さすがに…、ファミレス仕込みだ。ははは…。」
厨房で和人。

「なんだか…頼もしいっすよね~玲子ちゃん。ねぇ~和さん。」
夏輝。

「あぁ、しかも、あの笑顔だもんなぁ。ありゃ、お客さん、嬉しくなるわ。ははは…。」

和人に店の雰囲気を出す女性物のユニホームをせがみ、それを着ての玲子。
バンダナで姉さん被り、そして女性用の和装を見に付けてのお客様への接待。

「こんな子がいるから、この店…来たくなるんだよな~。なぁ、大将。」
カウンターの端の席から一人の男性客。

「ありがとうございます。是非、今後ともご贔屓に。」






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