「モテるでしょ、ふたり共…。」 | THMIS mama “お洒落の小部屋”

ドキドキ 「モテるでしょ、ふたり共…。」
絵梨奈。

その声にいきなり浩二、両手をひらひらとさせて…、
「いやいや…そんな…そんな…。とんでもない。」
「はは…可愛いなんて…、初めて…言われた…。ヘヘ…。」
恭子。

「うそ~~、あなたなんて、ほら~架純ちゃんに似てる。あ・り・む・ら・か・す・み。」

その声を聞いた途端に、いきなり目を見開く恭子。
そして口を塞いで…、
「うっそ!!!有り得ない!!!」

「そして君なんて、あの人じゃん、こ・う・ら・け・ん・ご。」

恭子、頭の中で…、
「…この人、鋭い。その通り…。」

「ほらほら、なんだっけ…。ドラマでも恋人同士だったじゃん。」

またまた恭子、頭の中で…、
「…ん…???そんなドラマ…、あったか…???」

「…あっ、いや…、ごめん…。僕…あんまり…ドラマ…観なくって…、さっぱり…。」
浩二。

「ふ~ん、そうなんだぁ~。私は殆ど観てる。だから、この人は、私の彼氏。」
と、言いながら隣の翔の右腕に左腕を絡める絵梨奈。

恭子、
「うわっ、凄っ。」

「10日間、よろしくね。」

「あっ、はい。よろしく…、どうも…。」
コクリとお辞儀をする浩二。

椅子に座り、浩二に耳打ちするように恭子…、
「凄いね、この人。」
「…う…、うん。」
浩二。

「あ・の・さ…、恭子~???」
「…ん…???」

「お・れ…って…。」
「うん。」

「その…、こ・う・ら・け・ん・ご・に…似てる…???」

その浩二の声を聞いた途端に恭子、
「ぷっ。」
顔を左に向けながら…。
「くくくくく…。」

「な…、なに…、それ…???」
「…ん…???いやいや…いや~。うん…。いや…、どうだろう~。…じゃ…、ない…???」
目だけを天井に向けて。そして変顔をする恭子。

浩二、
「有り得ねぇだろ…。」

浩二に気付かれないように、ペロリと舌を出す恭子。
小さな声で、
「くくくくく…。」



「え~~、時間になりましたので、これより…。」
檀上より声。






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庄司紗千 つつじヶ丘の坂道で…。

※ご本人の承認の下、紹介させて頂いております。