「夫婦喧嘩にまで発展。」 | THMIS mama “お洒落の小部屋”
ドキドキ 「3回目にして…、初めて、アンチーフなしで…か…。」
恭子。

「何だか…緊張するね。」
玲子。

「う…うん。」



店の玄関を開けて中へ。
「こんばんは~恭子で~す。」
「玲子で~す。」

「おっ、お帰り。」
和人。

「お帰りなさい。」
夏輝。

「あっ、ははは…。た…だ…いま…で…、良いのかな…???」
照れながらの恭子。そして玲子も、「へへ…。」と、ペロリと舌を出して。

和人、
「全然平気。だって、バイト帰りでしょ。はい、座って、座って。」

「あっ、いえ。今日は…、その…忘れ物を…その…何だ…受け取りに…。」

その恭子の話の途中から夏輝がカウンターの外に。
「はい、恭子さん。忘れ物。」

手のひらにキリンのキーホルダーを乗せて…。
「さっき智香さんから電話があって、忘れ物、取りに行くからよろしくって。」
「わ~良かった~。そうだったんですか。ありがとうございます。」

「ふたり共~お腹、空いてるだろう~ん~???」
和人。

「あっ、いいえ、青山さん。私達、このキーホルダー、取りに来ただけで…、そんな…。」
恭子。
「ねぇ玲子。」

玲子、
「うん、うん。」

そんな恭子と玲子の声に関係なく、ふたりの前にはしっかりとお茶とお通しが運ばれる。
夏輝、
「どうぞ。」

「あっ、もん…さん…、いや…夏輝さん。」
恭子。

「ゆっくり、して行ってください。…でないと、和さんと私が、智香さんから叱られますから。」
「…と、言う訳だ。…つまりは、後でふたりの姉貴分からチェックが入る。…と、言う訳だ。」

「はい???チェック???」
恭子、玲子、ほぼ同時に…。

「うん。つまりは、ここでふたりが飯を食って行かないと、兄貴分の私が姉貴分から叱られ、夫婦喧嘩にまで発展。…と、言う事に…。」

「うそ…。」
恭子。

「うそ。」
和人。

「あれ…。」

「いや…、そうならないまでも…折角、俺にも可愛い妹がふたりも出来た気分なんだ。妹思い…させて。」






※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

《PR》
庄司紗千 井の頭のいわし雲

※ご本人の承認の下、紹介させて戴いております。