アトリエのドアを開けて、部屋の中に入る。いきなり、 「おはよう、健介。」
と、にっこりとした笑顔で健介の顔を見る紗友莉。
「おは…、え~~おま…、紗友、早っや~!」
「当然でしょう~!これから、どんくらい忙しくなってくるか分かんないからね~!覚悟しておかなきゃ。」
そんな紗友莉を見て、こちらも笑顔の健介。
「どんだけの仕事が入ってくるやら、全く…河合拓哉、片倉奈々子様々だよ~~!」
と、健介の顔に左手人差し指を数回向けて、紗友莉。
「はいはい。」
と、言いながら、とんとんと首の後ろを叩く健介。
そこにドアを開けて、スマホを見ながら部屋に入ってくる淑子。
「おはよう淑子。」
「…ん…。???あっ、うぇ…、さ…紗友…???びっ…、びっくりした~!お…おはよう~!…って…ちょっ…早くない…???」
そう言いながら淑子、チラチラと健介の顔を見ながら…。
その健介も紗友莉を見て、そして淑子に顔で合図する。
昨日の紗友莉は何処へやら…。
そんな紗友莉を見ながら仕事の準備に掛かる健介と淑子。
「…ん…???どしたの…2人共…???」
紗友莉。
「…ん…、いや…別に。」
健介。
「ははは…何でもない、何でもない、はは…そう…頑張りましょう。」
と、淑子。
その日のお昼過ぎ、外で昼食を摂っている健介のスマホに奈々子からの電話。
「健介~私…あのね…。」
「…ん…、あぁ…分かってるよ。」
「えっ…???」
「今日…大丈夫か???」
「えっ…、あ…、うん。」
「じゃ、その時に…。」
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