「いやはやビックリ、ようやくお目に掛かれたわね、奈々子の彼…。しかも…だぶるで彼女も…。なかなか綺麗じゃん、彼の彼女…。奈々子…どう…???勝ち目は…???」
「……。」
「ははは…当然、あり…よね~!」
「……。」
「…しっかし…奈々子がサインとは…もう驚き。…まさか…あれほどとは…。」
「……。」
「私なんて、奈々子見ていて、自然に涙出てきちゃったよ。友達ながらにして、こんなに嬉しい事はない。…しかもあんなにサイン貰いにくる…。」
「あ―――――ッ!」
「うぇっ!!!…っおい。何…???ビックリした~~ッ!何よ、何なのよ突然ッ!」
奈々子は棒立ちになり、
「思い出した―――ッ!」
「えっ…???はっ…、はい…???何を…???」
奈々子のいきなりの声に、胸を両手で押さえて、
「ふ~~…。何なのよ~あんたは…もう…。…ったく~!」
「あの人…、健介の隣にいたあの人…。」
「…ん…???あの人って…彼氏の彼女…の事…???」
「…うん。確かに…あの人だ、あの人に間違いない。一瞬だったけど…。覚え…て…るわ。」
「はぁ…。」
「わたし…、あの人に…。」
「うん…あの人…、彼氏の彼女に…???」
「一瞬だったけど…、笑わ…れた…。」
「はあ…???」
「うん。…まぁ…いつもの仕事に行く恰好だったから…、仕方…ないかな…。とは、思ったけど…。そんな…私の恰好を見て…、笑われた。」
「…な・な・こ…が…、笑われた…???」
「もの…すっごく…ショックだった…。」
「はぁ…。」
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