亜矢子とレストランを出て駅まで一緒、 そこからお互い別れて…。
アパートに戻り、普段の奈々子に戻り、
シャワーを浴びてフルーツジュースを飲みながら健介に、
電話をしよう、しない…と、数分迷いに迷っていた。
その後、何故か座っている自分のその傍に置いたクリーニングを見ながら…、
結局は数分後、削除していない健介の電話番号を選択し、押していた。
「松下さんのワイシャツ…。」
「え…???俺…の…ワイシャツ…???」
何かしら…不可思議に思っている健介のその言葉に、
奈々子に…何かが触れた。
「そう…松…下さんの…ワイシャツ…。そう、松下さんのワイシャツ、あの後、クリーニングに出してたんです。」
いきなりきっぱりとした言葉に、逆に健介の方が慌てて、
「えっ…???俺のワイシャツ…???えっ…、そうだったの…、クリーニングに…???」
何かが奈々子に囁き掛けた感じだった。
まるで…、「今のままでどうするの…???」自然にふと、
そんな感じで奈々子の耳元で囁いた感じの…。
その瞬間、何かしら、普段の奈々子自身の声に変わっていた。
「うん。松下さんのワイシャツ、クリーニングに出してたの。…で、仕上がったから、渡したい…と、思って…。」
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