「ありがとうナオミ!」 「もしかしたら…その子…!」
「ふん、やっぱり…!ナオミも…。セ~ンクス!」
長年のアメリカ暮らしのためか、直樹は自分の上司、
つまりは社長を「社長」とは言わずに、アメリカ流のファーストネームで呼んでいた。
直樹としても、その方が極々自然で、
アメリカ時代に自分を雇ってくれた事務所では、
周囲がそういうファーストネームで社長の事を呼ぶのが自然だった。
神崎奈緒美から直々にOKサインをもらった直樹の場合は、
その時点で企業としての組織には捉われずに、
正にフリースタイルで自分流で動き始めた。
そういうやり方に最初は理解に苦しんでいた事務所のスタッフも、
直樹の目利きで今までの功績があることで、
直樹に関しては一目置いていた。
つまりは直樹のOKした事に関しては、
そのまま企業としては必然的に受け入れると言う事になっていたのだった。
もちろん、その後の直樹の動きも早い。
イメージとインプレッションが決まったら、
そのまま進むのである。
「久々に来たね~!」
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