いきなり現実に呼び戻されていた。 ベッドの傍で琴美が笑顔いっぱいに母親を呼んでいた。
「あら、琴~来てたの~!…私…寝てたのね…。」
「しかも…気持ち良さそうに…、はい。」
川岸が壁際の椅子に座ってパソコンを使っていた。
「ママ今日は、少し疲れてるから、もう少し寝かせあげよう、って言ったんだけど、何だか、待ち切れなかったみたいで…。」
そう言う川岸の方を振り向いて、
また愛子を見て琴美は…、それでも笑いながら。
「ママ、今日はありがとう、琴、凄く嬉しかった。」
「ママの方こそありがとう。こんな状態でも教室…行けたね~ふふ。」
「あっ、そうそう、愛さん。嬉しいお知らせです。」
「えっ…何々…???」
「仕事…順調です。この分で行けば、工期より早めに竣工しそうです。嬉しい報告、栄さんに出来そうですよ。」
「えっ、まぁ、それは何より~良かったじゃない~!私も早くお墓参りしたいんだけど…。モコの報告も川ちゃんにまかせっきりで…。」
「そして…、もう1つ。」
「えっ…???」
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