「琴美ちゃん、疲れたみたいね。」 いつの間にか愛子の膝を枕代わりにするような感じで、
凭れたままの状態だった。
義理の姉の慶子と栄二の過去の思い出から、
今後の事まで、あれこれと話をしている間に…。
「琴美、琴美、さっ、ベッドに行こうね。」
眠そうな目を擦りながら、それでも愛子に負ぶさりながら…。
夫婦の寝室に入り、自分のベッドに琴美を横にして、
布団を掛け、琴美の頬を優しく撫でながら、
そして、隣のベッドを見て、布団をゆっくりと撫で…、
「パパ…。」
琴美が眠るベッドに腰掛けながら、
琴美の体を布団の上から撫でて、目に涙を浮かべ…、鼻を啜る。
口に手を当て…、それでも、また栄二のベッドを見て、
それからゆっくりと腰を上げ寝室を出る。
「琴美ちゃん…、寝た???」
慶子がリビングに戻ってきた愛子の体を撫でるように一言。
「ええ、ぐっすりと…。」
「小学2年生…か。」
「えっ…???」
「…ん…、琴美ちゃん。」
何かを思い出したように、慶子も、少し瞼を潤ませ、
思わず、鼻声になって…。
「堪んないなぁ…。」
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