家庭を持ちながらも、仕事も…、
と言う両立をしっかりと熟す。
そういうところを哲也も理解しての結婚生活に、
弘美は今までにない理想で、
何処から見ても幸せな夫婦の営みを、
満喫する日々を送っていた。
ただ、残念なことに、結婚して数年経っても…、
子宝には恵まれなかった事を除いては…。
その事に関しては哲也も感じてはいたのだが、
敢えてお互いに話題に出す事はなかったのである。
何かの偶然が重なりあったのか、どうかは不明ではあるが、
夫婦共に、子供を作れない体でないと言う事は医師をも通じて、
そして各々お互いが納得した事実なのであったのだから…。
けれども、子供が出来ないと言うコンプレックスは、
男性からしても、これからの事を考えるには十分たるものではあったが、
女性にとっては、それ以上に…、
例え、医師が「別に…子供が産めない体質ではないんだがね…」
と言ってくれた…その言葉に、
気分的には楽にはなるのだが…。
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