睡眠時間を削って教育実習に臨んだ。
やっぱり私は学校という閉鎖的な空間と、先輩先生との絡みができないという、欠陥が拭いきれないのに気づいた。
これに親御さんたちが入ったらどうなるだろう。
私は、やっぱり学校の先生にはなれない。
レポートを纏めながら、そう思った。
先生、教え方上手だよね。
一人の生徒から言われた一言が、
心に刺さっていた。
私は無事に教員免許を取ったが、
学校推薦で、コンピュータメーカーに
就職した。
生徒たちの未来を背負うより、
売上を気にする方が気楽だろう。
実際はそちらも厳しい世界だったが、
生徒の一生の一部を担うのは、
私には無理だった。
全力を尽くした2週間。
私にとっては何者にも代えがたい時間だった。
成績は2年次、オール優だった。
就職の時、たいそう役にたった。
遅刻もせずに頑張った。
遠距離通学だったけど、負けなかった。
例の友人は、
相変わらず一限に遅刻し続けて
成績は惨憺たるものだったらしい。
私は学校嫌いだったけど、
教員免許はしっかり取れたのだった。