もう何度読んだかなあ~。荷風先生のぼく東奇譚、読了しました。
退廃的な雰囲気。
老作家と商売女(表現が難しいなあ。これで合っているかどうかも解らないけれど)の心の通い合い。下町の蚊柱が経つような「場末」の佇まい。
荷風先生の文章には、何故か翳りが感じられます。
執筆業、大学の先生、その収入もきっと女性のために使ってしまい、親の財産で暮らしていたという「負い目」があるからでしょうか。(あくまでも憶測です。実際は全く違うかも)
繊細で、美しくて、翳りがあって。何度読んでも引き込まれてしまいます。
でも、自分の夫がこんな人だったら・・・嫌だなあ。
次は「断腸亭日乗」を読みたいなあ。
電子化はされないだろうから、岩波文庫を買わないといけないのが難点なのだけれど。
あ、谷崎さんも読みたいな。
戦前の昭和に浸りたくなっている今日この頃。