子どもが兄弟げんかをしたとき、

あなたはどうしていますか?


ふつうの親は、お兄ちゃん、お姉ちゃんの方を叱るのではないでしょうか。


「お兄(姉)ちゃんなんだから、ガマンしなさい」


「お兄(姉)ちゃんなんだから、弟(妹)にそんなことしちゃダメでしょ」



ダメなのは、親のあなたの方です。


こんなことしたら、お兄(姉)ちゃんは、

隠れて弟(妹)を いじめるようになるかもしれません。


あるいは、あまりに激しい叱り方や、

弟妹を傷つけた(傷つけるかもしれない)と罪悪感を持たせるような責め方をすると、

子どものトラウマになることもありえます。



では、どうするかというと・・・


上のお子さんに、より多くの愛情を注いであげてください。


そうすれば、上の子どもは、弟妹を可愛がるようになります。


愛情を十分に注がれると、

小さな子どもであっても、人に与えようとします。




<矢野家でのエピソード>


長男(みっくん)が、次男(こうちゃん)の顔をレゴブロックで叩いて泣かせました。


妻が長男に言います。


「こら、そんな固い物で叩いたら怪我しちゃうでしょ!」


長男は、怒って泣きながら、反省部屋である和室にこもります。


私は、長男の傍に行って、長男の頭を撫でながら言いました。


「みっくんが、何にも理由なしに、こうちゃんのこと叩いたりしないことは、パパよく知ってるよ。

どんなことがあったのかな?」


「こうちゃんが、みっくんの顔ひっかいた」


「そうか、こうちゃんが先に手出したんだね。

 先に手出したほうが悪いね」


「そうだよ、こうちゃんが悪い! みっくん、悪くない」


「それでね、パパは思うんだけど、

 こうちゃんは、まだ言葉がしゃべれないから、みっくんの顔ひっかりたりするけど、みっくんは、言葉がしゃべれるよね。

 だから、言葉で、こうちゃんに言えばいい。


 泣いたり叩いたりするのは、まだ言葉がしゃべれない赤ちゃんのすることだよ。

 みっくんは、もうお兄ちゃんだから、言葉がしゃべれる。

 だから、泣いたり叩いたりしないで、言葉で話すんだ。

 こうちゃんは、まだしゃべれないけど、言ってることは分かるから」


すると長男は言いました。


「わかってるよ。全部わかってるってば、うるさいな。

 たまたま、忘れちゃっただけ」




約1時間後、長男が私のところへやってきて言いました。


「パパ、こうちゃん、線路ひとりでつなげられたんだよ」


次男が、プラレールの線路を一人で、つなげることができたと報告に来てくれたのです。


私は、長男と一緒に、次男のところへ行きました。

そして、プラレールを一人でつなげることができた次男より先に長男を褒めました。


「みっくん、こうちゃんが、一人でできたことを喜んでくれて、ありがとう。

こうちゃんも、お兄ちゃんが褒めてくれて、うれしいそうだね」


二人が仲良くプラレールで遊んだのは言うまでもありません。



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