こんばんは。川崎文子です。
先日、ある受講生Mさんから、
こんな気づきが届きました。
(許可いただいてシェアします)
Mさんは、何かネガティブな感情が出てくると、
「なぜ、こう感じるんだろう?」
「何が原因なんだろう?」
と、すぐに“要因探し”をする癖があったそうです。
すると、
ぐるぐる思考となり、頭が忙しく働き、
結局、結論には至らず、
ネガティブな感情と疲れだけが残る。
「今までは本当にその繰り返しだったんだと思います」
と。
ああ〜、これ、
わかる方多いんじゃないかな。
ナチュラリッチで
「感情をすぐ何とかしようとせず、まず観察する」
「自分はどうしたい?に戻る」
ということを重ねる中で、
Mさん自身も少しずつ、
答えを急がずにいられるようになってきました。
●そんなタイミングで最近出会ったのが、
「ネガティブケイパビリティ」
という言葉だったそうです。
「あ、今の私に必要なのは、まさにこれかもしれない」
と腑に落ちたのだと思います。
簡単にいうと、
すぐに答えを出そうとせず、
わからないものを、わからないまま抱えていられる力。
Mさん自身も、
「すぐに答えを出したり、
宙ぶらりんな状態に耐える、受容する力が、
とメッセージをくれました。
最近、私はこれって、
大人になっていくほど、
私たちって、長く頑張って生きてきた分、
問題があったら解決する。
原因を見つける。
正しい答えを出す。
そして、なるべく早く結果を手に入れる。
そんな力を身につけてきました。
もちろん、それも大切な力。
でもその一方で、
「まだわからない」
「モヤモヤしている」
「結果が出ていない」
という状態に耐えられず、
早く結果が欲しい!と焦ったり、
白黒つけたり、
「これはダメ」と見限ったり、
途中でやめてしまうこともあります。
そして、
キラキラしている私、
前向きな私、
うまくいっている私だけをOKにして、
不安な私、
迷っている私、
うまくできない私、
まだ結果が出ていない私を、
排除しようとしてしまったり。
でも、私はむしろ、
そこを排除しなくなることが、大人の成熟なのかもよ〜
と思うんです。
モヤモヤしててもいい。
不安があってもいい。
答えが出てなくてもいい。
まだ結果が見えてなくてもいい。
「今はそうなんだな」
と抱えながら、
それでも淡々と今日を生きていく。
Mさんはさらに、
「パートナーができたかどうか」
人との関係が良くなったり、
自分を素直に出せるようになったり、
以前よりご機嫌でいられるようになったことも、
ちゃんと自分の変化なんだ。
と気づいたそうです。
これ、すごく大事だと思うんです。
私たちはつい、
「で、結果は出たの?」
で自分を判断しがち。
でもその途中で、
人との関係が変わったり、
自分を少し好きになれたり、
前よりご機嫌でいられたり。
そういう小さな変化に気づけること自体が、
幸せを感じる力なんだと思う。
目に見える大きな結果だけが、
「人生が動いた証拠」じゃないんですよね。
若い頃のように、
「理想の自分にならなきゃ」
「こうじゃなきゃダメ」
と前へ前へ進むだけではなく、
今の自分や、
うまくいかないことや、
人生で起きてきたいろんなことを、
少しずつ内包していく。
それが、
大人の「成熟」なんじゃないかな、と。
年齢を重ねるって、
何かを失っていくことだけじゃなくて、
ワインみたいに(笑)、
いろんな味が混ざり合って
熟成していくことなのかもしれません。
ナチュラリッチで大事に伝えている
「自立」から「相互依存」へ進むということも、
私はここにつながっていると思っています。
何でも一人で解決できる私になるのではなく、
弱さも、迷いも、未完成さもある自分を受け入れながら、
人ともつながって生きていく。
もし今、
「早く答えを出さなきゃ」
「早く結果を出さなきゃ」
「このモヤモヤを何とかしなきゃ」
と思っていることがあったら、
今日はちょっとだけ、
「まだわからなくても、いっか」
としてみてください^^
答えを急がずにいられる時間の中でこそ、
じわじわ熟成していくものもありますから。
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