*** 2013年 10月1日 ***

 

たぶん本当は、毎日がこうなのであろう。
忘れていただけで、ずっとこうであったのであろう。

同じ職場に同じ時間、同じ電車に乗って週5日通勤する、毎日ほぼ同じような業務内容を同じ時間割でこなすという毎日を送っていた過去の日々にも、きちんと厳密に見て感じていれば、かすかかもしれないけど変化していたに違いないのだ。

先日、はるばる埼玉県から友達が来てくれた。
世界を旅慣れた友達、でっかいバックパックをしょい私鉄を降りて私の車に乗るなり
「言っていい?ド田舎ッ!」と宣言。ですよね~、ウケる。

寝たきり1ヵ月半のつわりを明け、 
「わたし、世の中に遅れをとっている気がする!早く、どこかに行かなくちゃ!何かをしなくては!」
という変な焦りと肌荒れで精神不安定な私に、友達の力が働いた。

数ヶ月前の独身時代を思い出して安心、夫とは絶対に話せないジャンルの話を掘り下げて納得。
今は思い出すよすがもない、独身生活を楽しむ過去の自分にホームシックを覚えていたわたし、なんだか迷子が母親を見つけたかのように安心しちゃってる自分が恥ずかしいくらいで。

彼女のエネルギーの飛沫は翌日の私の体調まで変えたのだった。素晴らしい!

巻き戻しのようにつわり前の妊娠初期症状をさかのぼり、ついには酒も飲めそうなくらいな体調に戻った。

つい飲んじゃいそうで、ある意味危ないんだけど。

先週末には安産祈願にも行き、御札をもらって一安心。
吐き気がなくなり食欲が戻っても妊婦にかわりはないので、もっぱら食べる関係のことばかりをして毎日を過ごしている。

ここ二週間で、びっくりするほどお腹が出てきてとても変な体型だ。
着られる服がどんどん減っていくのが悩みだが、ほとんど家にいるので実際そう困るってわけでもない。

問題は、自分のモチベーション維持だ。
妊婦のモチベーション・・・良い子を産むために規則正しい生活に努める、っていうのも長続きしそうにないし、実感がわかない。
だからほらね、女としてのモチベーション。
維持するためにはキラキラ要素が必要なのだが。

一応女子、新しい服・素敵な服はいつでもほしい。
新しい服や靴は、買うだけで生きるモチベーションを上げてくれる。

いつの間にか送られてくるようになった妊婦ファッション雑誌にはかわいい服満載で財布がゆるみそうだが、
期間限定のこの体型合わせて流行の服を買うのも馬鹿らしい気が・・・。
主婦は簡単に財布のヒモをゆるめていてはいかんのである。

取り急ぎ下北沢で買った体型ごまかせそうな古着ワンピースで外出時はしのいでいる。
が、着てみたら虫食いの穴の点在にがっかりー&もう一着はすでに出っ張った腹に、もう対応できそうになく。・・・でも着るけど。


とかいってる間にもどんどん下腹がつきでてきて、ほんと変な体型!
そろそろうつぶせで読書できなくなりそうだ。

どうせ腹が出ているのだから、とここぞとばかりに食べまくっている。
食欲、先月の10倍。


肌荒れ・日中の眠気・やる気のなさは相変わらずだが、1、2週間おきくらいに新しい体調の変化がカチッっと次の項目にダイヤル合わせたみたいに変わるのが面白い。

超~不安定だった精神は、びっくりするほど穏やかになり、自分の周りに10センチくらいのゴム膜があるみたいに、心の感度が落ちている。
人と対面しててもほとんど省エネ状態。
感じよくふるまおうとか、ちゃんと相手の話を聞こうとかよりも、いかに気持ちを乱さないかに重点がおかれているようだ。

こんな精神状態、もっと早くに到達できれば生きるのが楽だったに違いない。
働く妊婦のことはいざ知らず、私はぼんやり暮らしている。
このままぼんやり暮らしているのも悪くないと思い始めている自分にちょっと驚く。

みなさま。
もしよかったら、ド田舎に遊びに来てください。

泊まる部屋とバーベキューするスペースには困りません。
気の利かない妊婦が話し相手です。