*** 2013年 8月29日 ***
ビール飲みたいビール飲みたい、ああ!
という気持はノンアルコールビールであっさりと収まった。
初めて飲むノンアルコールビールはびっくりするほど美味くて、日本の企業努力を感じた。
ノドにキュッとくるお酒の刺激はないけど、一本だけならこれで充分な味。
暑さが少しおさまるのと一緒に、死にたい程の吐き気もちょっとずつ楽に!
が、嗅覚異常と眠さ怠さは変わらない、妊娠11週。
15週頃にはつわりも落ち着いて、びっくりするくらいの食欲が待ってるよ!と出産済みの友達に言われて楽しみ、早く一ヶ月後の私になりたい。
図書館にリクエストした「チェルノブイリダークツーリズムガイド」が届いて、ここ3日ハマってました。いい本だ。写真がきれい、ことばがわかりやすい。客観的で解説も親切。
チェルノブイリの現状を全く知らなかったことに愕然としたし、日本人として原発問題に向き合うのは今でしょ!という変な正義感に火がついた。
ダークツーリズム という言葉も初めて知った。
アウシュビッツや原爆ドームなどの負の遺産を観光する、いわば社会科見学。
私が一番思ったのは、原発やチェルノブイリや福島の現状について、日常的にライトにもっと語り合いたいし、本当のことを色々知りたい、ってことだった。
正直よく分からないから話せない。
話しても他人事で上滑りの会話にしかならないなんてむなしい。
地続きの土地でリアルタイムに事故後も状況が変化し続けている今、同じ時代、同じ国に生きるわたしがそのことにあまりに無知であることに、罪悪感と責任を覚える。
続編をリクエストしに図書館に行かなくちゃ、と思うが、怠すぎて家から出られずにいる。
これが妊娠でなければ、鬱とアレルギーと胃腸炎の症状が一気に出た!ってかんじの毎日、相変わらず。
つわりの重さを経験していない人は
「つわりは病気じゃないんだから」
なんて軽く言ってくれるが(うちの母とか)、どう考えても症状とその辛さは病気と一緒だ。
「こうやって母親になってゆくのです」
なんて書いてある掲示板も、吐き気と怠さで動けない身にとってはクソ同然だ。
病院の超音波映像でしか確認できない腹の子と私は、何のコミュニケーションも取れない。
胎動も感じられない時期なんだから仕方ない。
愛のないやつめ、と思われてもいい。
つわりは辛い。
体調不良の時にダークな歴史を勉強することは、なぜか自分の癒しにもなっている気がする。
妊娠しただけで女だけこんな辛い目に遭うなんて不公平!男には分からないし!
という終わりの見えない体調不良からくる不満や悔しさは、誰のせいか分からないしどこにもぶつけようがないって点で、原発事故で生活の変化を余儀無くされた人たちと似ているなー。
全然違うって分かってるけど、ある意味災難って意味でね。
あー、産み落としたあとの一杯は、さぞかし美味いのだろうな。半年以上先だけど。