変わろうとしなくても、
変わってしまう場所がある。
最近、脳科学の話をいくつか聞いていて、
「あれ?」と思うことがあった。
長期ゴールを設定すると、
未来が引力を持ち始める。
短期ゴールは欠乏を拡張し、
長期ゴールは存在を拡張する。
焦りや不安が減り、
心が穏やかになり、
行動が自然に最適化されていく。
——そんな話だった。
言っていることは、とても筋が通っている。
実際、結果として語られている「到達点の風景」も、
どこか見覚えがあった。
ここで、ふと立ち止まった。
あれ?
これ、結果だけ見たら
IBCで起きていることと、
そんなに違わなくない?
______
世の中には、
・理想の未来を細かく言語化し
・欲望や恐れを書き出し
・なりたい自分像を設計し
・ビジュアライゼーションを重ね
・未来の自分からメッセージを受け取る
そうやって
「未来から今を引っ張る」方法が
たくさん紹介されている。
でも正直に言うと、
それを実際にやりきれる人は、
そんなに多くない。
わかっちゃいるけど、できない。
感じようとしても、感じられない。
イメージしようとしても、空回りする。
これは意志の弱さでも、
理解力、想像力の問題でもない。
身体が、そこにまだ居ないだけだ。
______
IBCは、
未来を思い描く方法ではない。
自己暗示もしない。
理想像も設計しない。
引き寄せようともしない。
ただ、
在り方の位置を変える。
もっと正確に言うと、
神経の基準点を、
静かで深い場所へと戻す。
すると、不思議なことが起きる。
焦りが減る。
比較が薄れる。
「どうにかしなきゃ」が消える。
結果として、
人生がやたら運転しやすくなる。
______
ここで、大事なことを書く。
IBCは、
夢を叶える方法ではない。
ただ、
叶ったあとに在る身体を
先に作ってしまうだけだ。
勘のいい人なら、
これで何を言っているかわかると思う。
未来を思い描かなくても、
未来に相応しい身体に
先に落ち着いてしまえば、
行動も、選択も、
人との距離感も、
自然とそちら側になる。
______
派手な体験が起きるわけじゃない。
むしろ、逆だ。
日常はとても静かで、
普通で、
何も起きていないように見える。
でも、その「何でもない時間」の中で、
神経は深く、澱みなく通っている。
真理を知った「つもり」では、
ここには来ない。
真理を、
身体で生き始めたときだけ、
この静けさに辿り着く。
______
学ぶことは大事だ。
理解することも大事だ。
でも、
使えなければ意味がない。
IBC(Inner Bone Code) は、
真理を「使える身体」をつくる道だ。
だから地味だし、
派手さもないし、
一見すると遠回りに見える。
でも実際には、
立ち止まってやり直すことが少ない分、
むしろ近道だったりする。
到達点の風景は、
案外ちゃんと同じ場所にある。
登り方は、まったく違うけどね。
***

