東中野に来ています。


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映画館ポレポレ東中野


映画好きに愛されている映画館 だそうです。

東中野の駅から徒歩数分。

プラットホームからも入り口が見える、好立地でした。



連休初日ということもあるのでしょうが、9:50の上映回、ほぼ満席。

こういう小さな映画館は、昔ながらの椅子の場合があるのですが、こちらはとても座りやすい、 赤い綺麗な椅子でした。
見に来たのはこの映画です。
2024年に制作されて以来、 今も上映され続けている、密かな話題を呼んでいるドキュメンタリー。

面倒見がよく、優秀な8歳ちがいの姉。両親の影響から医学部に進学したが、ある日突然、事実とは思えないことを叫び出した。統合失調症が疑われたが、医師で研究者でもある父と母はそれを認めず、精神科の受診から姉を遠ざけた。

映像制作を学んだ弟は、自らの家族の姿を20年にわたり記録する。
というのが 大まかな内容。

ハリウッド映画のような ドラマチックな出来事など一切ない、ただ淡々と日々が過ぎて行く。

20代で 統合失調症を発症したお姉さんは、いつの間にやら還暦を過ぎていた。
人生の大半を、ほとんど治療することもなく、過ごしてきたことになる。


姉と弟の真ん中ぐらいの世代に 当たる 私は、映像を見ながら、自分だったらどうしただろうと考えました。


お姉さん、ちゃんとコンピューターを操れたり、海外とやり取りができたりと、とても聡明な方であったことが伺えます。


映画の最後の方で、お父さんがお姉さんの人生はこれで良かったというようなことを言います。


私から見ると、人生のほとんどを家の中で過ごし、才能がありながら、きちんと使えなかったことは、悲劇と思っていたのですが、お父さんは「これで良かった」と思うんだと、静かな衝撃を受けました。


「じゃあどうしたら良かったの?」 と聞かれると、私にも答えはありません。


映画のタイトルの通り「どうすればよかったか?」と思いながら、劇場を後にしました。



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