9月

〜言葉の一雫〜


あなたは

私美人




私美人。

誰かの鏡に映る

私じゃなくて


私が見つけてあげる

私の美しさ


*

夜(私の時間)に咲く

月下美人のように🌙


心の中に星を抱く

星美人のように🌟


少しずつ、

ほんのり色づいていく

桃美人のように🍑

 

見えない香りを

優しく届ける金木犀のように🌼


あなたは

あなたの美しさを

自分で見つけてあげられる人


だから、あなたは

私美人✨️


Mayu

(⁠*⁠˘⁠︶⁠˘⁠*⁠)⁠.⁠。⁠*⁠♡


🌙🌟🍑🌼


✨️


この「言葉の一雫」から、

ひとつの物語が生まれました。


よかったら、読んでみてください😊


「あなたは私美人」

〜少女と魔法の金貨〜


ある、月明かりの美しい夜。


昼間にはまだ夏の名残りが残り、

夜の風にはほんの少し

秋の気配が混じっていました。


そんな、夏と秋のはざま。


季節もまた、少女の気持ちを映すように

どちらへ行こうか、迷っているような

そんな夜でした。


少女は窓辺に座り、

外の庭を見つめていました。


「これから私は、どうなっていくんだろう。」

そんなことをぼんやりと考えていました。


そんな秋の気配が混じる夜風を感じながら少女はいつの間にかうとうとし始め…

夢の中へと落ちていきました。


そしてふと気がつくと、

少女の前には

月明かりを受けて美しく輝く、

1輪の月下美人が咲いていました。


*


「私は、夜に咲くの。」

月下美人は言いました。


「みんな眠っている時間でも、

私には私の咲く時間があるのよ」🌙


すると、足元で

小さく光る

可愛いお星様のようなお花が、

明るい声で言いました。


「私はね、葉っぱの中で

大切な星を抱きしめているのよ」🌟


その声の持ち主は

星美人でした


「えっ?星は空にあるんじゃないの?」

少女が尋ねると


「ううん。誰のなかにも星はあるのよ。

もちろん、あなたの中にもね。」🌟


星美人はそう言いながら、

少女に小さく

まばたきのような

可愛いウィンクをしました。


さらに進んでいくと

その先で出会ったのは、桃美人でした。


「私はね、急いで色づいたわけじゃないのよ。季節の中で、少しずつ桃色になったの。」🍑


桃美人は頬を桃色に染めて、恥ずかしそうに答えました。


その言葉を聞いて、少女は思いました。


「私もそんなに急がなくてもいいのかもしれないな。」


そう思ったのは初めてでした。


その時、なんとも言えない優しい香りが、

ふわっと漂ってきました。


「これは……?」


少女がふと顔を上げると、

そこに金木犀がいました。


金色の小さな花から

秋の香りがこぼれていました。


「金って…金貨だけじゃないんだね。」

少女が一言ぽつり。


月下美人が優しく答えます。

「その通りね。」🌙


星美人が続けます。

「あなたの中で輝く星もね。」🌟


桃美人も続けます。

「ゆっくりと色づく時間もね。」🍑


その時、ふわっと風が舞って、

金木犀の香りがみんなの周りを漂い

包みました。


「誰かに見えなくても

心に残る香りもね。」🌼


「えっ?」

少女は不思議そうな顔をして

金木犀を見上げました。


「誰かに見えなくても、

心に残る香りって…なあに?」


「そうねぇ…例えば…」🌼

金木犀が優しく答えます。



「不安でいっぱいな時に、

『大丈夫だよ』って優しく声をかけてもらったり、


つらい時に、何も言わずにそっと隣に座っていてくれる人の優しさや親切だったり、


『今日はよくがんばったね』って

自分が自分に優しく声をかけてあげたり…


きっとそれは…

誰かやあなた自身の優しさね。」🌼


見えなくても

心に残る香りがある。


誰にも気づかれなくても

『ありがとう』と言われなくても

ただそこにある優しさ。


金木犀みたいに

姿を見せるより先に

香りが届く。


きっとそれは、

誰かやあなた自身の優しさ。


金木犀はそう教えてくれました。


少女はその金色に輝いて見える

金木犀の姿を見て、

幼い頃のことを思い出しました。


昔、憧れていた金貨のチョコレート。

キラキラ輝く金貨のチョコレート🪙✨️


あの頃の少女にとって、


それはまるで訪れたことのない異国の地を

旅しているような気持ちにさせてくれる

ものでした。


そして特別な宝物でした✨️


でも少女は気づきました。

本当の宝物は、

外にあるものだけじゃない。


月下美人のように

自分の時間に咲くこと🌙


星美人のように

自分の中の星を大切にすること🌟


桃美人のように

少しずつ色づいていくこと🍑


金木犀のように

見えない思いを、誰かのもとへ

届けること🌼


そして…

子供の頃、自分が『宝物』✨️と呼んだものを、大人になった今も大切にすること。


その時でした。

少女の胸の奥で、小さな星がキラリ✨️

と光りました。


その星はゆっくりと、

少女の手のひらへ降りていきました。


そして…

金色の小さな金貨になりました。


*


夜に咲く美しさ。🌙

星を抱く美しさ。🌟

少しずつ色づいていく美しさ。🍑

見えない香りを届ける美しさ。🌼


そして…


自分の中にある小さな星を

宝物として大切にする美しさ。✨️


みんな違う。

だから美しい。


誰かと同じ場所で

同じ季節に

同じ形で

咲かなくていい。


あなたには、

あなたの美しい咲き方がある。


*


少女は空を見上げました。


月は静かにたたずみ、

星はキラキラと瞬いています。


丸みを帯びた葉は、

桃色に染まり


金木犀が、秋の香りを

届けています。


少女は、

手のひらの金貨を見つめました。


今日の自分に必要なものをひとつ。


それを魔法の金貨にして、

ゆっくりと歩いていこう。


🌙🌟🍑🌼

  🪙✨️


〜9月の「言葉の一雫」に寄せて〜


今回の「言葉の一雫」は


掛川花鳥園で出会った

生き物や植物たちの

その姿やそこで感じた空気から

想像が膨らみ、生まれたものです。


そこから

感じた「美しさ」を

少しずつ言葉にしていく中で


月下美人🌙

星美人🌟

桃美人🍑

金木犀🌼

が登場する物語「少女と魔法の金貨」

が生まれました。



月下美人の夜に咲く姿🌙

星美人の葉の中に星を抱くような姿🌟

桃美人の季節の中で

少しずつ色づいていく姿🍑


そして、

姿より先に

ふわっと香りを届けてくれる金木犀🌼


それぞれの美しさを眺めているうちに


「みんな同じ場所で、

同じ季節に

同じ形で

咲かなくてもいいんだな。」


とそんなことを思いました。


そして、もうひとつ。

今回の物語に登場する

「金貨のチョコレート🪙✨️」には

私自身の小さな思い出を重ねています。


子供の頃、

キラキラ輝く金貨のチョコレートに

憧れていました。


それはただのお菓子じゃなくて

まだ知らない遠い国へ

旅をしているような気持ちにさせてくれる

私にとっては

特別な宝物でした。


大人になった今、

ふと思ったのです。


子供の頃の私が『宝物』

と呼んだものを、

大人になった私も

大切にしてあげていいんじゃないかなと。


『好き』だったこと。

『憧れ』たこと。

心が『ときめいた』こと。


大人になると

いつの間にか

置いてきてしまうものもあるけれど、


それらは

消えてしまったのではなく、

今の私の中にも

小さな星のように

残っているのだと思います。


*


そして今回

Instagramに添えた曲は

映画『厶ーラン』の

『Reflection』


娘たちが生まれてから

ディズニーの映画を

一緒に見ることが増え、

私にとっても思い出のある、

大好きな曲です。


今回

「誰かの鏡に映る私じゃなくて、

私が見つけてあげる私の美しさ」

という言葉を考えていたとき、


この曲の存在が重なりました。


昔、娘たちと一緒に観ていた

映画の曲が、

今度はこんな風に自分の作品に

寄り添ってくれる

そんなことも嬉しく感じています。


旅先で出会ったもの。

昔の自分が好きだったもの。

今の自分が大切にしたいもの。


それらがすこしずつ重なって

今回の絵と物語になりました。


月下美人のように

私の時間に咲く。


星美人のように

私の中の星を大切にする。


桃美人のように

急がず

少しずつ色づいていく。

 

金木犀のように

見えない優しさを、誰かの心へ届ける。


そして…


子供の頃の自分が

『宝物』

と呼んだものを


大人になった今の自分も

もう一度大切にしてあげる。


そんな生き方も、

きっと素敵なんじゃないかな

と思います。


今日の自分に

必要なものをひとつ。


それを心の中の

「魔法の金貨」

にして

ゆっくり歩いていけますように🪙✨️


あなたはあなたの美しい咲き方で。


「あなたは私美人」


🌙🌟🍑🌼

🪙✨️


✨️

「あなたは私美人」の絵は

インスタグラムにも

投稿しています。

よかったら、こちらでも作品を

ご覧ください🤗


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