昭和20年、広島に原爆が投下された日。

この日を特に意識することなかった私だけど、夏休みで親子でゆっくりしていた朝、偶然チャンネルを合わせたNHKから流れていた平和式典で手を止めた。
そして、親子でしばらく番組を見た。

我が子たちは、この日を知らなかった。
原爆が原発とごちゃごちゃになっていることが分かった。

広島市長が話した平和宣言は、改めて戦争のない平和な日常のありがたさを感じた。
「想像してみてください」と始まった、原爆投下直後の描写。私の想像をはるかに越えた地獄絵図だ。
我が子たちは何も言葉にしなかったが、原爆がどんなものだったのか? 母が説明しなくとも聞いて分かったに違いない。

我が子たちに、8月6日は特別な日と伝えられたのは良かった。何か心に刻まれて、記憶が片隅に残れば。


祖父は戦争に行っていた。
だから、毎年、この日に平和式典を見ていた。
五歳位の頃に『ひろしまのピカ』をプレゼントされ、地獄絵図の絵本は怖いながら何度も読んだ記憶がある。
祖父は戦争のことを何らかの形で孫に伝えていたのかなぁ?と、祖父が死んで11年経ってやっと気づいた。
あの絵本、実家にあるかな?帰省の時、探してみよう。

そんなことを考えた、今年の8月6日。
立ち止まって考えた初めての日だった。