こどもの頃の自分を
イメージするとき、
いつも出てくるのは
白いワンピースを着た女の子。

草原の中で風に吹かれながら
気持ちよさそうに
空を眺めているイメージ。

草原や空を眺めている場面は
私が作った架空のイメージ。

でも、
白いノースリーブの
ワンピースだけは
こどもの頃のお気に入りで
よく着ていたもの。

年齢は9歳か10歳のころ。

私がこのワンピースを
よく思い出すのは、
昔のアルバムの中に
白いワンピースを着た私が
嬉しそうに笑いながら
田舎道を走っている写真が
あるから。

祖父母の家に行ったとき
笑いながら走っている私を
撮ってもらったものだった。

その写真の中の私は
とびきり嬉しそうで。

こどもの頃は
写真を撮るときに
うまく笑顔を作れなくて、
暗い表情のものも
多かったけれど、
白ワンピースの写真が
他のどの写真の私よりも
思いっきり楽しそうに
笑っていたから。

ほんとバカみたいっていうくらい
大きく口を開けて笑っていた。

その写真を見ると
幸せな気分になれたから
何十年も経った今でも
よく思い出すのかなぁ。

あの写真の中の私は
人目も気にせず、
その瞬間の「楽しい」を
思い切り感じていたんだろうなぁ。

ときどき思い出して
いまの私の中に入れてあげよう。

あんな風に思い切り笑っていいよ。
やりたいことは思い切り
やってみていいよ。

あの頃の私が
いまの私に伝えてくれている
メッセージなのかもしれない。