もう何年行っていないだろう

古い街と海が見下ろせる

小高い寺にある茶屋に



お決まりの抹茶を頼んで

茶屋の窓から海の向こうを

ぼんやり眺める時間が

とても好きだった



ゆっくり流れる時間は

思い出を連れてくる

過ぎた日々の記憶は

美しいものばかりじゃないけれど



それでもなぜかその場所は

そよ風のように優しくて

とても居心地がよかった



春になったら久しぶりに

思い出に会いに行こうかな

笑って泣いてジタバタした

自分に会いに行こうかな