広島県神石高原町の被爆者でもあった中村茂さんが昨年11月に111歳でお亡くなりなった報道は全国各地で大きく取り上げられ、厚労省までもが日本最高齢と公表するなどしていて、全国の多くの人は「原爆で被爆しても長寿をまっとうできるのだ。放射能は浴びて身体に影響ないのだ...」などなど、印象操作がされた挙句、、、、

 今年、5月になって広島でG7サミットが行われ原爆の投下国でもある米国からはバイデン大統領が米軍基地から入国し、あろう事か平和公園や原爆資料館にまで核のボタンを持ち込み、挙句のはてに原爆投下については謝罪もしないで正当化し、被爆者を冒涜するというあるまじき行為にのぞんで、米軍基地から帰国した。これらは広島で核兵器が使われたという事の正当化をさらに広げる事になったのではなかろうか。あるいは、広島の存在意義を貶める事にも繋がりかねないと私は思う。

 さて、老衰死と判定され亡くなられた中村さんだが、原爆投下後の三日目に広島県甲奴郡上下(現・府中市上下町)から車(トラック)で十数人の人たちと一緒に被爆まもない広島市の西区の三滝に入られて三滝病院の裏にあった竹藪に天幕を張られて野宿された翌日に本川町にあった小学校にガレキかたづけと遺体処理作業に向かわれている。

 

 そして、帰郷後に白血病を発症されている。一緒に行かれた高蓋村の川上さんも帰郷後に高熱を出されて、頭髪も全部抜けたと記されている。

 つまり、「広島・長崎では、死ぬべき者は死んでしまい、9月上旬現在において、原爆放射能で苦しんでいる者は皆無だ」と記者会見したGHQのマンハッタン管区調査団の指揮官トーマス・ファーレル准将が言った事は被爆(被曝)を隠蔽する発言だった事が克明に表れているという事でもあるのです。最後に日本においては90歳を過ぎて病院などで、事件性が無く、死去した場合には基礎疾患があっても「老衰」と死亡診断書に書く場合も多いそうです。

 しかし、原爆投下は大事件なのではないですか..... 「一人殺したら殺人だが、百人殺したら英雄」という戦争の原則みたいなものが、いまだにまかり通る日本の世の中なのですね。

 ところで、昨夕、中国新聞の知人のK記者にこの事を電話で伝えたら、熱心にかなり長時間にわたって聞いていただきました。今後、記事にされるかも知れません。

 

2023年6月9日

船橋市海神:弓場清孝