今日、8月9日は広島に続き長崎に原爆が投下された日で広島と同様に「黒い雨」も当然、降っています。そして現在、「黒い雨」とはいったい何?という若い方も増えているような気もする昨今です。

 そして、米国の戦争犯罪としての広島、長崎への原爆投下は許されるわけではありませんが、米国は今でも正当化し、日本政府も米国の意向に逆らえないからこそ、残留放射能などによる「内部被ばく」などは特に認めたくないのです。このような事も指摘されているのが本書でもあるでしょう。私は「黒い雨」については井伏鱒二の著作や柳田邦男の「空白の天気図」などから引用していましたが、それは、それで、現在でも高評価対象としていますが、今回、毎日新聞の記者の小山美砂さんの「黒い雨」を取り上げられた著書も高い評価ができると思います。

 まず、今日は本書からこの部分を取り上げてみましょう。いわゆる日本政府は一貫して、「黒い雨」による「内部被ばく」を否定しているのです。それは放射能を含んだ「黒い雨」にあたった飲食物の摂取による健康影響を政府としては容認はしないという事です。また、放射化した埃などの吸引による人体への影響も容認したくないという事です。例えば私は2015年の8月に広島にある放射線影響研究所に出向いて話しを聞いてはいますが、原爆による健康影響は過小評価で主に成人病や生活習慣病にされているのです。では、どういうふうに「黒い雨」が生成されたのか下の図をご覧下さい。

 そして、小山さんが書かれた文章も読まれてみて下さい。これは2021年に首相を務めた菅も内部被ばくは容認しないと書いてあるのです。

つづく

2022年8月9日

船橋市海神:弓場清孝