米国のレーチェル・カーソンという生物学者が1960年代に農薬DDTによる環境問題を取り上げ「沈黙の春」という作品を出しベストセラーになり、それが国連人間環境会議のきっかけとなり、カーター大統領から自由勲章を受け、農薬問題を告発した書として、「沈黙の春」を読んだケネディー大統領が関心を持ち、大統領諮問機関に調査を命じ、1963年に農薬の環境破壊に関する情報公開を怠った政府の責任を厳しく追及し、DDTの使用はそれ以降は全面的に禁止されたが、カーソンの死後にDDTの危険性については疑問の余地があったとしてカーソンの作品は米国の保守層から批判を受けた。2000年代に入ると「カーソンがDDTの禁止を主張しなければ何百万人ものマラリア患者が死なずに済んだ」という論法で、カーソン個人がそれらの死について責任を負うべきであるという批判がされている。
一方で安価な殺虫剤であるDDTは途上国では田畑での農薬として使用され、最近までほとんど減少しなかった。このため猛禽類や水棲生物の減少による生態系破壊はそのままで、DDTに耐性を持つ蚊の増加をふやす結果となっている。(ウィキぺディア参考)
「沈黙の春」は未読だが、池上彰氏が講演で説明されているので視聴してみたが、腑に落ちないところがないでもない。
有吉佐和子の「複合汚染」という当時有名になった作品もありますが、この作品も「農薬はすべていけない」とは言っていません。後日、もう少し農薬について書いてみたいと思います。
2018年1月4日
船橋市海神:弓場清孝
