今回の西日本豪雨で気になったのが私の郷里の広島県東部で、井伏鱒二原作の「黒い雨」にも使われた山村である。

 大雨になりだした6日頃、役場のホームページを検索したら避難勧告もすでに発令されていた。

 岡山県倉敷市では6日の夜、小田川の堤防が決壊し、大惨事を招いた。そして何の因果か、その小田川の源流は我が故郷にある。

 郷里には大池と呼ばれる「ため池」もあり、子どもの頃は夏休みになると、その「ため池」で水遊びをし、釣りもした。大雨や台風になると父は田んぼの見回りに行き畔を一部壊し水を抜く作業をしていた。どの家も同じ作業し、水は大川と呼ばれる川に流れ、その水は福山市の芦田川と小田川に分岐して流れていた。

 総社市や倉敷市真備町は昔から小田川や高梁川の氾濫があった。小田川については、江戸時代以前において、源流からの水流は、現在の井原市の市街地から西に流れ、備後灘に注いでいたとされる。それを備後福山の初代藩主である水野勝成が備後福山城下を洪水から守るために、瀬変えを行なわせ、現在の流路ができあがったという説があるが、相当な土木工事であったはずなのに、そのことを記した文献が残っていないという難がある。他方、河川争奪が生じたという説や、かつては井原市の市街地から東西に分かれていたところ、何かの理由で西への流れだけが遮られたという説もあり、現時点では定説はない。(一部ウィキぺディア引用)

 調べていないが現在、府中市から福山市を流れる芦田川は今回の豪雨で大きな被害にはならなかったようだ。

 2018/7/16

船橋市:弓場清孝