渋谷 東京 五島プラネタリウム コスモプラネタリウム渋谷 カール・ツァイス プラネタリウム | 東京・横浜物語

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西麻布に生まれ育ち、現在は横浜に居住する筆者が、
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「超マニアックな渋谷の五島プラネタリウムの話」


最近購入した、

「星空をつくる機械 プラネタリウム100年史」

と言う本に、かつて渋谷にあった五島プラネタリウムのカール・ツァイスⅣ型1号機の写真が掲載されていた。


前回の記事ではプラネタリウムそのものに焦点を合わせたが、

今回はドームの地平線部分のシルエットに注目して頂きたい。


五島プラネタリウムの開館は1957年4月1日(昭和32年)だ。


掲載した写真のシルエットは、五島プラネタリウムがあった東急文化会館の屋上から眺めた当時の光景なのである。


これは私の生まれる前の話であり、

私が小学生の頃に通っていた当時でも盛んに、

「この光景は昔の渋谷から見たものであり、

 新宿の高層ビルは京王プラザくらいしかなかった」

と解説員が語っていたが、

現在のSHIBUYA SKYの屋上から眺める光景は全く違う。


地平線も海も見えずビルで埋め尽くされている。


まさに隔世の感がある。


改めて五島プラネタリウム内の写真を見ると、

赤字で書き込んだ部分は、

当時見えていたであろう羽田空港と東京湾となる。


記憶に間違いなければ解説員はそう説明していたはずだ。


そして現在の渋谷は、

掲載したカラー写真の光景から、

さらに、非常に大きく変貌しつつある真っ最中だ。


今の渋谷は1年どころか、

数ヶ月でかなり姿を変えて来る。


街は常に工事中だ。


おそらく日本広しと言えども、

最もモダンで未来的な都市空間が完成しつつある。


この完成される空間はかつての渋谷とは全く違うものとなるだろう。


だが、私達には幸い歴史を記録する習性がある。


その象徴の1つである、

かつて五島プラネタリウムにあった精密機械、

ドイツ製カール・ツァイスⅣ型1号機は、

新しく渋谷に登場している渋谷区民のための施設、

「渋谷区文化総合センター 大和田」の2階に展示されている。


そして五島プラネタリウムのプログラム、

すなわち、解説員による生解説スタイルは、

この施設の12階にある、

「コスモプラネタリウム渋谷」に受け継がれている。


現在のプラネタリウムのほとんどは、

映画のような作りになっていて、

解説員の出番はほぼ無い。


しかし他ならぬ渋谷と言うオシャレ地区で、

人間の生の解説を大切にしているのは何とも楽しい。


文明の進歩と歴史の二極化の中で、

若い世代がスマホを操作しながら、

新しくも古いプラネタリウムに出かけて行く。