カメラ『バリ島の海を掃除するウルトラマン』こと宇宙の子マサがバリの新聞の一面を飾った時の。

 

 

『バリでの海の掃除も結局は自分のために、自分の愛着を癒すためにやっているんじゃないか?』

 

バリで初めて感じられた「無条件に受け入れてもらえている感覚」や「愛されている感覚」

 

僕はそこに依存しているだけではないか?

 

日々流れ着く大量がゴミが、まるで自分が解決できていない、しかし誰にも気にも留められていない心の恐れのようにも思えた。

 

『僕はウソをついているんだろうか?』

『それを見られるのが、知られるのが恐い』

『僕はみんなが思っているような人ではない』


 

そんな後ろめたさや罪悪感が10年間、常にあった。

 

 

でも今、どの程度なのか分からないけれど「愛が満たされ」心の中に『安全基地』ができた今なら、客観的にこれまでを振り返ることができ『それでよかったんだ』と受け入れることができています。

 

なぜなら歴史上の人物たちも、個人的な苦しみや絶望を『公のテーマ』に『転化』し、人々の希望に変えてきていたからです。

 

 

生老病死という個人的な『絶望感』を、数千年も続く人類の救済までに昇華したブッダ。

 

『人生には何の意味もない』という退屈と無価値観を、戦場の衛生環境を改善するという過酷な使命に転化したナイチンゲール。

 

家族から見捨てられたことによる強烈な『見捨てられ不安』を世界中でうたわれ続ける平和の歌『imagine』にまで高めたジョン・レノン。

 

自身が受けた人種差別による『屈辱』や『理不尽』さを、非暴力という民衆の武器に変えたガンジー。

 

『体の自由を失う』という絶望を、『宇宙の起源の探究』へと転換し『車椅子の天才』と呼ばれた理論物理学者スティーブン・ホーキンス

 

『神に見捨てられた』という自身の孤独感や拒絶を、社会から見放され愛されない人々のために捧げる愛に変えたマザーテレサ

 

非暴力による抗議運動を国家反逆罪に問われ、27年間の投獄中、母親と長男も亡くなり、張り裂ける痛みを怒りや復讐に変えず『和解』へと高め、対話によってアパルトヘイト(人種隔離政策)を終わらせた南アフリカ共和国の元大統領ネルソン・マンデラ

 

愛する家族が次々と亡くなり『何のために生きているのか』という虚無感を『虐げられている人々の苦しみ』に重ね合わせ、奴隷解放を行った第16代アメリカ大統領エイブラハム・リンカーン。

 

 

彼らは自身の不遇や絶望感、虚無感を使って自分を『被害者』にし、人生を呪って生きることもできた。

 

世の中や誰かを『批判』し、攻撃する生き方もできた。

 

でも彼らはそれをしなかった。

 

彼らは自身の闇を、誰かや公の、より高次の問題に『転化』し、それによって『自己救済』を行いながら人々の心に光を灯す存在になることや行いをすることで心の闇を昇華させて行った。

 

それが彼らにとって自分自身も救われる道だった。

 

だからもし同じように罪悪感や後ろめたさを感じている人がいたら、それでいいんだと受け入れてあげてください。

 

それがあるからこそ出来ることがあり、

自己救済したい闇が深いほど、世の中に転写される光もまた強くなるのですから。

 

あなたはあなたの孤独を、絶望を、不安を、劣等感、虚無感を自分を救うこと、癒すことを通して、世の中に何を与えて行きたいですか?