ワタスは夢を見ていた。


どこまでも広がる
「草原」

そこに ひとり大の字になり
大きく深呼吸をする。


青々しい草の香りが
鼻から肺へ
入っては抜けて行く。



時々、むせ返るような
草の香り。

今、生きている草は
こんなにも強烈な匂いを放つのか。


そんな夢を見ていたら、
いきなり鼻フックされ起こされた。



チョビの仕業だ。


ジッと
ワタスの顔を見ている。

鼻フックする時は、
布団に入れてくれという合図。

布団をめくり、
「入りな。」と声をかけるが
奥をのぞいて後ずさりする。

「どうしたの?寝ないの?」
と聞いてみても

ジッとこちらを見つめるだけ。


すると、
先程まで見ていた夢の
「草原」の香りが
強烈にしてきた。


一体これは…?


布団をガバッとめくると……


ワタスの横に





2匹の「カメムシ」がいた滝汗
ワタスと一緒に寝ていたのだ。


 強烈な草の臭いは
君たちの仕業だったんだね。
























もーちゃんありがとう!

お母さん
カメムシと寝るなんてはじめてよ。


でも…
もーちゃんのお手手
とっても臭いから洗いましょうね。






いや、臭いから。

さぁ、洗いましょうね。









チーン










そんな日曜日の出来事でした。










~完~