最近、「コンフリクトマネジメント」という考え方を知りました。
人との衝突や意見の違いにどう向き合うか、という話です。
これまでの私は、誰かから相談や要望を受けると、「相手がやりやすいならそれでいい」と、比較的すぐに受け入れてしまうタイプでした。特に大きな問題がなければ、なおさらです。
例えば、もし私が社長で、社員から「コピー機を社長室ではなく別の場所に置いてほしい」と言われたとします。
以前の私なら、「働きやすい方がいいよね」と深く考えずに了承していたと思います。
でもこの考え方では、ひとつ大切な視点が抜けていることに気づきました。
それは、「その要望の背景には何があるのか」を考えることです。
単純に動線の問題かもしれない。
音が気になるのかもしれない。
あるいは、もっと別の理由——例えば心理的な距離感の問題——があるのかもしれない。
つまり、表に出ている「要望」だけを見るのではなく、その裏にある意図や感情まで想像すること。
いわば、“木を見て森も見る”という視点です。
そしてもうひとつ大事なのが、「自分の中の最低限のライン」を持っておくこと。
どこまでなら譲れるのか、どこからは譲れないのか。
先ほどの例で言えば、コピー機の場所について、完全に自分の部屋から遠ざけるのは正直つらい。
でも、部屋の中の配置を工夫するなど、「ここまでなら受け入れられる」というラインはあるはずです。
相手の要望をただ受け入れるのではなく、
相手の背景を理解しようとすること、そして自分の軸も持つこと。
その両方をすり合わせていくのが、コンフリクトマネジメントなのだと思います。
こういう考え方を知っているだけで、人とのやり取りが少し楽になる気がしました。
感情的に反応するのではなく、一歩引いて構造的に考えられるようになるからです。
まだ実践できているとは言えませんが、
これから少しずつ、自分の中に取り入れていきたいと思っています。
