水分すら摂らない母に
苛立ちを覚えたこともある。
いらん
そう言って拒む母
せめて水分でも摂らんと
元気にならんよー!
無理にでも頑張って摂ってー!
やっとのこと
小さじに一口
含んだらいい方で
それすら苦痛そうな母を見ていると
なにもしない方がいいのかとさえ
思えて来る。
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母は快方にむかう。
そう思っていた。
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あとからわかることだが
この時母は
もう水分すら
吸収できない状態になっていた。
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そして
体を支えて起こしても
自分で起きてることをキープできない。
そんな、状態になっていた。
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お母さんの笑った顔がみたい
苦痛に歪んだ顔はみたくない
蒸しタオルで顔や体を拭く時が
唯一、穏やかな表情になった。
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つづく