水分すら摂らない母に



苛立ちを覚えたこともある。



いらん



そう言って拒む母



せめて水分でも摂らんと

元気にならんよー!

無理にでも頑張って摂ってー!



やっとのこと


小さじに一口


含んだらいい方で


それすら苦痛そうな母を見ていると


なにもしない方がいいのかとさえ


思えて来る。



・


・


・




母は快方にむかう。


そう思っていた。



・


・


・





あとからわかることだが


この時母は


もう水分すら


吸収できない状態になっていた。




・


・


・



そして


体を支えて起こしても


自分で起きてることをキープできない。


そんな、状態になっていた。




・


・


・



お母さんの笑った顔がみたい




苦痛に歪んだ顔はみたくない




蒸しタオルで顔や体を拭く時が




唯一、穏やかな表情になった。



・


・


・



つづく