素麺(ショウガ・ねぎ)、大根のぬか漬け、ピーマン炒め
日本のお弁当はすごすぎる。小児精神科医が伝える「アメリカの”最高のお弁当”」との違いの理由
夏休みになり「ご飯を3食つくるのが大変!」「学童がお弁当で泣きそう」などといったコメントが多く見られる。
SNSで「お弁当」と検索すると、素晴らしいお弁当の数々がヒットする。「1週間お疲れさま」「今週も頑張って作りました!」と色鮮やかで栄養満点であろうお弁当を見て、落ち込む人もいるのではないか。
『小児精神科医で3児の母が伝える 子育てで悩んだ時に親が大切にしたいこと』(日経BP社)は、9歳、7歳、3歳3人の母である小児精神科医で脳神経学者の内田舞さんが自身の体験やエビデンスから、「悩んだ親を救いたい」とまとめた一冊だ。
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キャラ弁はつらいけど、手抜きと思われたくない
先日、知り合いのライターの方に「毎日子どもにお弁当を持たせるのが大変」と話した ところ、「日本では、『キャラ弁』が流行っていて、手先が器用ではなかったり、料理が苦手 だったり、お弁当作りに手間をかける時間がないお母さんたちの悩みの種になっているんで すよ」と教えてもらいました。
ブログやSNSにあがっている数々のキャラ弁は本当に素晴らしくて、お弁当箱の中に、 子どもたちが好きそうなキャラクターが再現されています。確かに、子どもたちは大喜びするでしょう。また、日本の栄養教育や食にまつわる文化は本当に素晴らしいと、たびた び感動させられます。ただ、どんなに素晴らしいものでも、忙しい日々のなかで、毎日「完璧」を目指す必要はないと思うのです。「キャラ弁」作りが得意で楽しめる人はいいですが、 そうでない人にとっては、なかなかの負担なのではないかと思います。
でも実際は「うちの子だけキャラ弁じゃないと、ほかのお母さんたちから『手抜きだ』 と言われるのではないか」と、人目を気にしてムリして頑張っているお母さんもいるのだと聞きました。
アメリカでの「最高のお弁当」は
私も気が付くと、職場、家、子どもたちの学校や習い事を行ったり来たりするだけであっという間に一日が終わってしまい、視野が狭まっていると感じることがあります。行動パ ターンが固定化すると、どうしても価値観も狭くなります。でも、2023年に『ソーシャルジャスティス』(文春新書)という書籍を出してからは、さまざまな媒体に原稿を書い たり、イベントに呼ばれたりすることも増え、今までお会いすることもなかったような人たちとお話しすることも増えました。職場の同僚やママ友とは違った視点や価値観に触れ、 刺激を受けたり驚かされたりします。それまで悩んでいたことが、「そういう見方をすれば全然悩むべきことではないな」と気付くこ
先ほどの、キャラ弁のプレッシャーで悩んでいる人も、外の世界で、もっと手を抜いてお弁当を作っている人がたくさんいることに触れれば、「そんなに人目を気にすることはないんだな。時々気が向いたら作ればいいや」という気持ちになるかもしれません(一方で、 周りの多くが特定の価値観の影響を受けている中で、自分一人だけそこから抜け出すこと は本当に難しいことも、よくわかります)。
我が家は子どものお弁当はほとんど夫が作っているのですが、アメリカに住む私たちが子どもに作るお弁当は、そっけない密閉容器にパスタを入れるくらいです。ほかの子どもた ちが持ってくるお弁当も似たようなもので、ピーナッツバターとジャムを挟んだサンドイッ チをアルミホイルに包んだだけ、ベーグルと生の人参を切ったものをジッパー付きの保存袋 に入れただけ、というのも当たり前です。ネットで、"Best School Lunch Box(最高のお弁当)"と検索すると、「え? これが『最高のお弁当』なの?」とびっくりするほどシンプルなお弁当の写真が出てきます。お弁当作りで悩んでいる日本のお母さんたちが見ると、ちょっと脱力してしまうかもしれません。お弁当作りにストレスを感じている方が、これを見て「明日から私もこのスタイルで行こう」とお弁当をがらりとえられるとは思いませんが、少しでも楽な気持ちになってもらえればと思います。・・・
▼知人の外国人の母親から何度も「日本の母親は日本料理だけではなく洋食も中華も作らなければならないんだから大変ですよね」、プラス幼稚園児がいたら「キャラ弁も作らなければならないんだから・・・」と言うべきでしょうか?外国人からみたら、日本は異常に見えるでしょうね。snsの影響もあるでしょうが、根底にあるのは、誤った栄養教育です。まさに、日本料理も洋食も・・・作らなければならないと教育しているのですから、真面目な母親は苦労するでしょう。幼稚園に講演に行くと、園長から「キャラ弁、どうにかならないでしょうか?」という質問を受けることが結構ありました。「そんなの黙ってみていてはいけません」、「解決は簡単ですよ」、ということで提案したのが「ノー・おかずデー」です。
「週に1回、弁当はおかずなしにしましょう。と提案すればいいんです」と提案しました。最初は驚く園長もいますが、少し経つと「驚きました。キャラ弁みたいな弁当はほとどなくなりました」、しかも「父母の中から週に2回、3回でもいいのではないかと言う意見が増えて、現在は2回実施しています」。父母からは「家庭の食事も簡単になりました」と言う声が上がっていると言います。
週に一度の「ノー・おかずデー」以外の日は山ほどおかずを入れてきてもいいのですが。予想通り、たいがいシンプルな弁当になります。「手抜き」お弁当を勧めているわけではありません。子どもの食事とは何なのか?それを無言で教えるためです。
全国にかなり増えてきました。
