2つ目に仕上がった
フトマニ図を額装し


タイトルを付けるため
向き合ってみるも

これといった言葉も
思いも伝わってこなかった。

そこでふと

目を瞑り
自分の内側

内観することに意識が向いた。

中央に配した鏡が
そうさせたように思う。


今向き合っているフトマニ図が鏡ならば
フトマニ図は私自身。

フトマニ図には48の龍踊文字。
日本語のひらがな・カタカナの50音。

日本語を話せる人。

そして

額縁が銀色であることに気が付いた時


龍神画のことが頭に浮かんだ。

この時
私を守護する存在がいるのだと。

それと合わせ

先日
読み返していた本のことも頭に。


禅語の本。

私が大学生の時
居酒屋でアルバイトをした際
初日に大将からいただいた本。

この本の中にある

無事是貴人。

この禅語のページに記されていた文章が
私に語りかけている。

一部抜粋させていただくと

人間はもともと全てを自分の中に持っているのです。
だから他に何かを求めていくのではなく
まずあなたの中の純粋なあなたにめぐり逢ってください。

これが「無事」です。
そしてそれがわかった人が「貴人」です。

P24


私は貴人なのだろうか。
フトマニ図は何も語らない。

窓の外からは風吹く音が。