《ヤンキー》とそのお友だちには驚きましたね
が・・
よく考えたら似た者同士
種を超えても、さもありなんかな
1週間ほど前の夜
それまでも度々《アライ》が図体のデカさを盾に《たぬきさん》たちのご飯を奪うので
さすがにキレた魔女が暗がりの現場に行き
魔女の後ろに隠れる《たぬきさん》をかばいながら
ご飯奪い中の《アライ》の前に立って人差し指を向け
「いいかげんにしなさいよ!」と叱ったところ
立ち上がった《アライ》が、差し出された人差し指を握りしめてきた
握手とか頼んでないし!
魔女 「《たぬきさん》の ごはんを とるな!」
アライ 「ごっほ・・ ごっほ・・」
魔女 「ごっほ、ごっほ、じゃなく! わかった?!」
アライ 「わかった」
魔女 「ほんとだね!」
アライ 「ほんと」
それで家に戻ろうとしたら
言ったそばからまた《たぬきさん》のご飯を食べてるし
なんもわかってないじゃん!!
翌日も狙ったので
声を荒げて 「やめろって いったでしょうが!!」
と怒鳴り、説教を繰り返していたら
なんだか右足が何かに絡まってきたよ
そのうち左足にも何か絡まって
お尻も誰かにつんつんされてる
なに? なんなの?!
下を見たら・・
《アライ》のお子さま方かい!!
いったい、いつ産んだ!!
右足のお子さま、魔女の足首に手を回したまま寝転んで
足の指をちくちくと噛んでるし
もうひとりのお子さまは魔女の手にぶら下がろうとしてぴょんぴょんしてる
魔女のお尻をつんつんしていたお子さまはシャツの後ろを引っ張り始めた
《たぬきさん》ご飯を奪っていた《アライ》は母親だったのか
ずっと男だと思ってた
野太い野生声だから ← 男も女もなく《アライ》の声はみなそうだし
とにかくどんなに叱っても効果なし
彼らは魔女の姿を見れば寄って来て外人みたいに肩をすくめ、両手を広げてみせる
そうしてあちこち触ってくる
視力が弱いから触って確かめているのか
はたまた警戒心というものがないのかわからんが
何がしたいのかさっぱりわからない
《アライ》は決して獰猛ではない
よくYouTubeなどで《アライ》はこんなに獰猛、とか発信しているけど
彼らは争いが嫌いだし、その気もないし
ただ・・ 食に貪欲なだけ
相手に危害を加えることはまずない
だから《ヤンキー》と気が合うのよ
悪気は全くないが
相手の迷惑がまったくわからない
そっくりじゃん
昨夜も《ヤンキー》は《アライ》たちと遊んでいた
おかげで《あのこちゃん》は仏間で夕方から深夜までまったり寛いでおりました
・・・・・・
明後日の早朝に出発するので、今日スーツケースを出しました
それを見るなり駆け寄る《たぬたぬ》と《ちゃちゃ丸》
たぬたぬ 「出たーー!![]()
」
ちゃちゃ丸 「やだーーー![]()
」
たぬたぬ 「やめてよ!」
ちゃちゃ丸 「お願い! 冗談だと言って」
たぬたぬ 「こういうの、耐えられないよな、《ちゃちゃ》」
ちゃちゃ丸 「うん、ぜったい耐えられない」
魔女 「ごめんね」
たぬたぬ 「やだ・・」
ちゃちゃ丸 「![]()
![]()
」
ちゃちゃ丸 「![]()
![]()
」
魔女 「じきに帰って来るから」
たぬたぬ 「無理」
たぬたぬ 「行かさないから」
ちゃちゃ丸 (ふーいんだ・・)
たぬたぬ (見てろよ・・)
ちゃちゃ丸 (もう・・それしかない)
たぬたぬ 「きょうふのふくろ、ふぃーいんするから!」
ちゃちゃ丸 「するから」
斯くして
たぬたぬ 「阻止するぞ!」
ちゃちゃ丸 「阻止だ!」
たぬたぬ 「・・」
ちゃちゃ丸 「・・」
暫くしてやってきた《じゃじゃ丸》
恐怖の袋(スーツケース)から2人を追い出し
じゃじゃ丸 「後は僕に任せなさい!」
ちゃちゃ丸 「僕もふーいんする」
じゃじゃ丸 「僕がやるから!」
たぬたぬ 「僕もふーいんするんだ!」
じゃじゃ丸 「いいから!」
じゃじゃ丸 「おまえも来たのか、ここは間に合ってるから!」
スーリヤ 「ぼくも、ふーいん ちたいかったのに・・」
恐怖の袋は猫の毛まみれにございます
参ったわ













