9月1日。
今日は、私が開業届を出して個人事業主となって10年になる日です。
2016年9月1日に開業して、10周年。
そして、7月には自分のサロン「cdm」を構えてからも5周年を迎えました。
……と書くと、なんだかすごく立派な節目のように聞こえるけれど。
正直なところ、
「10周年なんだから、もっと何かすごいことができていたらよかったな」
そんな気持ちもあります。
10年やってきたなら、
もっと大きくなっていてもよかったんじゃないか。
もっとたくさんのお客様に知られて、
もっとわかりやすい“結果”を残していてもよかったんじゃないか。
そんなふうに思わないわけではありません。
でも、改めてこの10年を振り返ってみると、
仕事を続けることって、
決して当たり前じゃなかったんだなと思います。
うまくいったこともあれば、
思うようにいかなかったこともあって。
自信をなくしたり、
自分の未熟さを突きつけられたり、
「このままでいいのかな」とか
「もう続けて行けないかもしれない」と
立ち止まったことも何度もありました。
仕事だけではなく、
家族のこと、自分自身のこと。
10年あれば、生活も環境もずいぶん変わります。
その時々で優先するものも変わって、
思うように仕事に向き合えない時期もありました。
それでも私は、
美容の仕事をやめなかった。
肌が変わって、
鏡を見るお客様の表情が変わる瞬間。
「なんか今日の私、いいかも」
そう思ってもらえる瞬間。
メイクや色を通して、
その人自身が持っている魅力に気づいてもらえる瞬間。
私はやっぱり、
そういう瞬間が好きなんだと思います。
美容って、
ただキレイになるためだけのものじゃない。
少し自信が持てたり、
誰かに会いたくなったり、
新しい服を着てみたくなったり。
「もう少し、自分を大切にしてみようかな」
そんなふうに、
人生をほんの少し前向きに動かしてくれるものだと思っています。
10年前の私は、
今の自分を想像していたかな。
まさか自分のサロンを持って、仕事が広がって、
化粧師として十二単の世界に関わり、
パリへ行ける日が来るなんて、
きっと想像もしていなかったと思います。
そう考えると、
「もっとできたはず」と思っていた10年も、
ちゃんと私なりに、
一歩ずつ進んできた10年だったのかもしれません。
そして何より。
10年経った今も、
「この仕事が好き」と思えていること。
必要としてくださるお客様がいること。
一緒に仕事をしてくださる方がいること。
応援してくださる方がいること。
今もこうして、
美容の仕事を続けられていること。
それが一番ありがたいことなのだと思います。
そして実は、アメブロを書くのも約8年ぶりです(笑)
ずいぶん長い間、眠らせてしまいました。
8年前に書いていた頃と比べると、
私自身も、仕事も、伝えたいことも変わったことがたくさんあります。
だから10周年を迎えるこのタイミングで、
もう一度ここから言葉を綴ってみようと思います。
美容のこと。
肌のこと。
メイクのこと。
40代になって感じること。
仕事を続ける中で気づいたこと。
そして、
「自分らしく歳を重ねる」ということ。
完璧にできるようになってからではなく、
今の私だから書けることを。
10周年は、ゴールではなく、
またここから始めるための節目。
これまで出会ってくださったすべての皆さまへ。
本当にありがとうございます。
11年目の私も、
どうぞよろしくお願いいたします。
2026年9月1日
cdm 舞原久美子
