こんにちは
まほろです
私のblogにご訪問くださり
ありがとうございます
築95年の夫の実家をリフォームして
行ったり来たりのニ拠点生活をしています
実家のリフォームにまつわるアレコレや
日々の暮らしで思うことを綴っています
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年に一度の定期点検
家をリフォームした工務店の大工さんが
家の定期点検に来てくれました。
定期点検は年に一度。
去年も同じ時期に
同じ大工さんによる点検でした。
リフォームを依頼した地元の工務店は
「木の家工務店」を名乗っています。
それだけに、大工さんたちの
木に対する愛がハンパないんです。
木のことなら
なんでも出来ます、と言われます。
薪ストーブの薪も見ても
庭に敷いてあるウッドチップを見ても
これは〇〇の木です、と
即座に言い当てる木の専門家です。
ベテラン大工のOさんは
昨年の点検の時に
「昔は大きな梁を
滑車を使って上げていた。
私はそんな現場を憶えている
最後の世代かもしれない」
とおっしゃっていました。
定期点検では、
リフォームした場所の具合だけでなく
既存部分のあちこち、
建具に至るまで開け閉めして
不具合がないかチェックしてくれます。
なんて親切なんでしょう!
古い家なので、
あちこちに経年劣化があります。
こちらの建具は、ギシギシと
動きが悪くなっていました。
閉めた時に柱と戸の間に隙間が開いて
ピッシリ閉まりませんでした。
傾いている原因を探るために
ひっくり返して見てもらうと
底に付いているコマが
木にめり込んでいました。
木の板を噛ませて高さを揃えてもらうと
カラカラと軽快な音を立てて
動くようになりました。
さすが、お見事!
大工さんの経験と工夫のなせる技です。
既製品の建具では
こんな修理は難しいでしょう。
修理を頼んでも、無理です
新しい建具に替えましょうと言われて
戸ごと交換になるかもしれません。
繰り返し修理しながら使い続けられるのも
木の家の魅力です。
他にも、過去に修理した形跡を
見つけました。
玄関の戸のレールが一部落ち込んだのを
水平になるように持ち上げたようです。
古い修理のようですが、
未だに支障なくスムーズに動いています。
「よう直してますなあ」と
同業の大工のOさん。
昔の職人さんの気配に触れながら
本職の大工さんと一緒に
家の外と中を見て回る。
私にとっては、
楽しくて仕方のない定期点検です。
玄関に飾っていた銅板の折り鶴は
以前、屋根の葺き替えの時に
施工業者さんからプレゼントされたものです。
「この銅板の折り鶴、
腕のいい職人さんが折らはりますよ。
どうやって折っているんでしょうね」
たしかに、、。
紙で折るのとは違い
最後に鶴のお腹に息を吹き込んで
膨らませるわけにはいかない。
金属を正確に曲げるのは難しそう。
クチバシなんて折り紙でも
先を合わせるのが難しい所です。
職人さんの話を聞いていると
ものづくりの視点からの着眼点で
その技術の素晴らしさに
気づかされることが多いのです。
そして必ず、
職人さんの技術はすごいですね。
という話になります。
新しく入られた女性スタッフにも
床間の天井が複雑な形で
作るのが難しいと説明していました。
床の間は家の顔に当たります。
それこそ、
大工さんの腕の見せ所ですから
それだけに、あえて難しい形に
挑戦したのかもしれません。
今は床の間を依頼されることは
少なくなっているようですが、
Oさんが床の間を初めて任された時には
とても嬉しかったそうです。
そんな話を聞きながら、
腕を振るう場が減ると
技術が継承されなくなるんじゃないか
と心配になりました。
私たちの生活は、つくづく
職人さんの技術に支えられていると感じます。
その技術は、
すぐに身につく物ではない
長い時間をかけて習得したもの。
それを何人もの職人さん達が
長い時間をかけて受け継ぎながら
改良され、洗練されて
私たちの暮らしに根ざした
いわば社会の宝なのです。
私たち日本人が、この先もずっと
日本の暮らしが続けていけるように
日本の職人さんの技術の素晴らしさに
目を向けたいと思います。
今日も最後までお読みいただき
ありがとうございました












