こんにちは
まほろです
築95年の夫の実家をリフォームして
行ったり来たりの二拠点生活をしています
素敵だと気付いたもの
実家をリフォームするまで
日本家屋をじっくり観察することはありませんでした。
なんとなく見慣れているものとして
素通りしていたように思います
リフォームを決めてから、何を残して何を変えるか1箇所ずつ見直すうちに
これは素敵!と気付いたもの。
それは襖の引き手です
玄関に近い部屋。丸い部分にも菊が彫られています
襖は家の本体とは違い、
古くなれば張り替えたり、
交換したりするものです。
ですから既存の襖も
家が建った当時のオリジナルかどうかはわかりませんが
家の中の襖を一つずつ見直してみると
部屋によって引き手のデザインが全て違っています
部屋の用途に合わせて、
決めたのでしょう。
現代の建具の引き手よりも
少し大きめの凝ったデザイン。
現代の工場生産ではなく
一つ一つ手作業で作られたものだったら
張り替えるたびに替えることもないでしょう
月の字をデザインの引き手。
桂離宮で使われている意匠を模したもの。
襖はプリントですが迫力があって
現代の家ではあまり見かけないテイストです
工務店との打ち合わせで
襖を張り替える時には
引き手はオリジナルのものを残してください、とお願いしました
シンプルな空間にある遊び心
日本家屋は縦の線、横の線、平面で構成されていて
無駄なものを削ぎ落としたシンプルな空間です
柱、障子などの建具、畳のヘリ。
すべてまっすぐな線の組み合わせ。
その中で引き手は
小さなパーツながら
ちょっとした遊び心やデザイン性があって
空間に温かみを添えています
シンプルな空間だからこそ
引き立て合ってる。
美は細部に宿る
まぁ!
こんなところまで気を抜かず、
手を抜かず、行き届いている!
と感じさせることで
空間自体の完成度が上がるのです
日本人の感性で
長い年月をかけて洗練されてきたカタチ。
✨✨
今まで素通りしていてごめんなさい
この形も好きです
今日も最後までお読みいただき
ありがとうございます



