【リン】と【カルシウム】 多すぎても少なすぎてもダメな理由。 | 松本秀樹の三度の飯より犬が好き!by アメブロ

【リン】と【カルシウム】 多すぎても少なすぎてもダメな理由。

【リン】と【カルシウム】
多すぎても少なすぎてもダメな理由

 

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どーも!
【犬のしつけに犬はいらない】理論提唱
ドッグトレーナー・松本秀樹です。

 

犬のごはんの話で、
「カルシウムは骨にいい」
「リンも必要」
と聞くことがあります。

たしかに、どちらも大切です。
 

でも本当に大事なのは、
リンとカルシウムのバランスです。

 

犬の栄養学では、
カルシウム:リン=1.2〜1.4:1
くらいが理想的な目安とされています。

 

つまり、
リンよりもカルシウムが少し多いくらい。

AAFCOというペットフードの栄養基準では、
1:1〜2.1:1の範囲が示されています。

 

難しく考えなくて大丈夫です。

リンとカルシウムは同じくらい。
でもカルシウムが少し多め。

これが基本です。

 

どちらかだけが多すぎても、
どちらかが少なすぎても、
犬の体にはよくありません。

 

カルシウムとリンは、
主に骨や歯を作る材料です。

 

家で例えるなら、
柱だけでも家は建ちません。
セメントだけでも丈夫な家にはなりません。

 

犬の体も同じです。

カルシウムは骨だけでなく、
筋肉を動かすこと、神経の働き、
血液の働きにも関係しています。

 

リンも、
骨や歯だけでなく、
体のエネルギーを作る仕組みや、
細胞の働きに関わっています。

だから、どちらも必要です。

 

ただし、
必要だからといって、
多ければ多いほど良いわけではありません。

 

カルシウムとリンは、
体の中でお互いに関係しながら働いています。

片方だけが多すぎると、
もう片方の吸収や働きに影響することがあります。

シーソーを想像してください。

片方だけが重くなると、
全体のバランスが崩れます。

 

特に成長期の子犬、
大型犬の子犬、シニア犬、
腎臓に不安がある犬では、
このバランスが大切です。

 

カルシウムが足りない状態が続くと、
体は血液中のカルシウムを保とうとして、
骨からカルシウムを取り出そうとします。

 

その結果、
骨が弱くなる可能性があります。

反対に、
カルシウムをたくさん足せば安心かというと、
それも違います。

 

成長期の大型犬にカルシウムを過剰に与えると、
骨や関節の発育に悪影響を与える可能性があります。

 

「骨にいいからカルシウムを足す」
という人間の感覚が、
犬では危険になることもあります。

 

リンも同じです。

リンが少なすぎると、
骨の形成や、
体のエネルギーを作る働きに
影響する可能性があります。

 

ただし、
普通の総合栄養食を食べている犬で、
リンだけが極端に不足することは多くありません。

むしろ注意したいのは、
リンが多くなりすぎるケースです。

 

特に腎臓に不安がある犬では、
リンの管理がとても重要になることがあります。

 

リンは体に必要な栄養素ですが、
余分なリンを処理するには、
腎臓の働きが関係するからです。

 

ここで気をつけたいのが、
毎日のトッピングです。

 

いつものドッグフードに、
愛犬が喜ぶからと、
お肉や内臓、チーズ、ふりかけなどを
毎日足している方もいると思います。

 

もちろん、
トッピングそのものが悪いわけではありません。

食欲が落ちた時、
薬を飲ませたい時、
シニア犬に食べる楽しみを増やしたい時には、
助けになることもあります。

 

でも、
「好きだから」「よく食べるから」
という理由だけで、
同じものを毎日、何年も続けると、
総合栄養食として整えられていたバランスが、
少しずつ崩れる可能性があります。

 

お肉や内臓を多く足すと、
リンが多くなりやすく、
カルシウムとのバランスが崩れることがあります。

 

反対に、
カルシウム入りのふりかけ、
骨粉、卵殻パウダー、
カルシウムサプリなどを毎日足し続けると、
カルシウムが多くなりすぎることもあります。

 

学校の給食は、
栄養士さんがバランスを考えて作っています。

そこに毎日、
好きだからと唐揚げだけを足し続けたらどうなるか。

本人はうれしい。
でも栄養のバランスは少しずつ変わります。

 

犬のトッピングも同じです。

手作り食も、
愛情深い選択のひとつです。

ただ、
お肉中心になるとリンは入りやすく、
カルシウムは不足しやすくなります。

 

だからといって、
カルシウム粉末や骨粉を足しすぎると、
今度はカルシウム過剰になる可能性があります。

 

足りないのもダメ。
多すぎるのもダメ。
比率が崩れるのもダメ。

ここが栄養の難しさです。

 

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愛情は、
たくさん入れていいものです。

 

でも栄養は、
たくさん入れれば良いものではありません。

 

愛犬の健康を守るためには、
足す勇気より、整える知識。