世界のドッグトレーナーが実践する 「おやつの意外な使い方」 | 松本秀樹の三度の飯より犬が好き!by アメブロ

世界のドッグトレーナーが実践する 「おやつの意外な使い方」

世界のドッグトレーナーが実践する

「おやつの意外な使い方」

 


*PRを含みます*

 

どーも!

【犬のしつけに犬はいらない】理論提唱

ドッグトレーナー・松本秀樹です。

 

みなさんは、

犬のしつけにおやつを使うとき、

どんなふうに使っていますか?

 

「できたらあげる」

「お座りしたらあげる」

 

きっと多くの方が

そんなイメージをお持ちだと思います。

 

でも、世界のドッグトレーナーたちは、

おやつをちょっと変わった使い方をしているんです。

 

今日は、そのびっくりするような使い方を、

松本秀樹が

日本一わかりやすくご紹介します!

 

 

① おやつを「仕掛ける」

 ──置いて探させて興奮を鎮める

 

まず最初は、アメリカやイギリスで広まっている

「スキャッター・フィーディング

(Scatter Feeding)」という方法。

 

おやつを手からあげるのではなく、

飼い主さんが室内にあらかじめ置いて仕掛けておく、

というシンプルな手法です。

 

犬は置かれたおやつを鼻で探すとき、

頭を下げて、じっくりにおいをかぎます。

 

この「鼻を使う行動」が、

犬の神経をリラックスモードに切り替えてくれることが、

動物行動学の研究

(2019年・英国・動物行動学会)でわかっています。

 

どんな場面で使うの?

 

・来客があって室内で興奮しているとき

・散歩に出る前、玄関の中でまだはしゃいでいるとき

・クレートから出た直後、室内で落ち着かせたいとき

 

手でおやつをあげようとすると、

飼い主さんもついつい

「さあ、落ち着かせるぞ!」

という制圧モードになってしまいます。

 

でも飼い主さんがあらかじめ

置いて仕掛けておくだけで、

その空気ができないのです。

 

飼い主さんの「仕掛け方」が変わるだけで、

犬の気持ちが変わる。

 

これが、この方法のポイントです。

 

注意点:

必ず室内または

安全が確保されたエリアで行いましょう。

「飼い主さんが意図的に置いたもの」

という前提があってこそ成立する方法です。

屋外で行うと「地面のものはなんでも食べていい」

という拾い食いグセにつながる危険があります。

「飼い主が意図的に用意した場所・

食べ物」という条件を守ることが大前提です。

 

 

② 「どこで渡すか」が行動をつくる

──リワード・プレイスメント

 

次は、

アメリカの競技犬トレーニングの世界で広まっている

「リワード・プレイスメント

(Reward Placement)」という考え方。

 

「できたらおやつをあげる」はみんな知っています。

 

でも、

「どこでおやつを渡すか」まで

意識しているトレーナーは少ないのです。

 

たとえば──

 

・マットの上でおやつを渡す

 → 犬はマットを「いい場所」と学ぶ

 

・飼い主の左ひざのそばでおやつを渡す

 → 犬は「ここにいるといいことがある!」と学ぶ

 

犬は「どこでいいことが起きたか」を

よく覚えています。

 

おやつを渡す位置を少し意識するだけで、

犬の行動が自然と変わっていく。

 

米国のドッグスポーツ協会(AKC・2020年)も、

この「報酬の置き場所」の重要性を

指導者向け資料の中で強調しています。

 

 

③ あえて渡さない

──「逆ルアー」という発想

 

三つ目は、少し変わった方法。

 

あえておやつを

「見せるけど、近づかなければもらえる」

という「逆ルアー(Reverse Lure)」です。

 

通常のルアー(おやつを使って犬を誘導する)

とは逆の発想で、

「おやつが目の前にあっても、近づかない・要求しない」

という行動をとった瞬間に、

ちゃんとおやつがもらえる、という訓練です。

 

アメリカのドッグスポーツ専門組織

「FDSA(Fenzi Dog Sports Academy)」が、

「待て」や「そのまま動かないで」の持続行動を

教えるために実践している方法です。

 

大切なのは、

これは「がまん」の練習ではないということ。

 

犬にとっては

「落ち着いた行動をとれば、必ずいいことがある」

と学ぶプロセスです。

 

おやつは「罰として渡さないもの」ではなく、

「飼い主が望む行動への報酬」として

機能しています。

 

「おやつ=近づけばもらえる」から

「おやつ=落ち着けばもらえる」へ──

 

犬の学習をまるごと書き換える、

発想の転換です。

 

 

④ 美味し過ぎるおやつは

 「新しいことを覚える練習」には逆効果!?

 

最後にもう一つ、

世界のトレーナーの間でよく語られる

「え、そうなの?」という話を。

 

「新しいことを覚えさせるときは、

大好きなおやつを使えばいい」

 

そう思っている方も多いはず。

 

でも実は、

美味し過ぎるおやつは、

新しいことを覚える練習のときには

逆効果になることがある、

と言われています。

 

アメリカの訓練士集団

「Leerburg(リーアバーグ)」の

指導資料(2018年)によると、

美味し過ぎるおやつ(犬が大興奮するもの)は

犬を興奮させすぎて、

頭で考える力を下げてしまうことがある、

とのこと。

 

「新しいことを覚えてほしいときは、

ちょっと好きなくらいのおやつを使う」

 

これがコツだそうです。

 

もう一つ、大切なポイントがあります。

 

初めて食べるおやつは、

そのおやつ自体が気になりすぎて、

練習に集中できなくなることがあります。

 

つまり、

新しいことを覚える練習に最適なおやつとは──

 

美味しいけれど、

食べ慣れていて、

「飽き」が来ないおやつ。

 

だから練習に集中できる。

 

この見極めができること。

これが、

世界のトレーナーたちの共通認識です。

 

松本秀樹が

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おやつは

「できたらあげるもの」だけではありません。

 

いつ・どこで・どうやって使うかを

飼い主さんが意識するだけで、

犬はどんどん変わります。

 

松本秀樹がいつも言っている

「飼い主が変われば、犬は必ず変わる」

 

その一歩目が、

おやつの使い方を見直すことかもしれません。

 

ぜひ今日から試してみてください!