現在だろうと過去だろうと… | アルツフルデイズ

アルツフルデイズ

アルツハイマー型認知症になった実母のことと、
アラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねます

たんたんが自分の実家に寄りつかなくなったのは、ひとつには実家に暮らす母親が義理の仲だったことがあると思う。
たんたんの実母は50代という若さで亡くなり、祖父は後妻を迎えたのだ。

祖父が後妻を迎えたのは、あーちゃんがなーにゃんを出産した時期らしい。
そして若い後妻を迎えて浮かれた祖父は、新婚旅行に東京見物にやって来て、当たり前のように長男・たんたんの家に連泊した。
新生児のいる、産後すぐの嫁が休む長男の家に。

家といっても、当時は何部屋もない狭〜い会社の社宅に住んでいた。
そこに、新婚の舅姑。
授乳すらままならない。
しかも、舅姑は食事の時間になっても食事が出されるのを当然のように待っている。

床上げも済んでいない娘を心配したあーちゃんのお母さんはたんたんに、
とお願いしたら、たんたんに物凄い形相で睨まれたらしい。
たんたんめ‼︎
自分の親のおもてなしをしたいなら、産後の妻に頼らず自分でやれよ!って話よね。

あーちゃんのお母さんはたんたんの態度から、あーちゃんとの夫婦仲が拗れることを心配して口をつぐんだそうだ。
(里帰りさせちゃえば良かったのにね)

あーちゃんはストレスと疲れで母乳が止まってしまったと、その時の事をずーーーーっと根に持っていた。
だから、なーにゃんもワフウフもこの話を100万回は聞かされて来た。


そして先日、あーちゃんはまたこの話をして来た。
しかし、100万回は聞いたはずのこの話、この時はオチが変わっていた。

食事の時間になっても準備されたものが出てくるのを堂々と待つたんたんの両親。

言ってない言ってない‼︎
あーちゃんそんな事言ってないよ‼︎

そんなにハッキリと言えていたら、
こんなに長年根に持ち続けて、子供たちに祖父母の悪口を100万回も聞かせることは無かったと思うよ…。


認知症の人は記憶を過去に遡っていき、その記憶の時代に生きていると言う。

あーちゃんはこの頃なんとなく、たんたんと結婚して間もない頃の話が多い気がするので、今はその時期の記憶の中にいるのかな。

「昔のことだけはしっかり覚えている」と、よく聞くけれど、
あーちゃんの場合は自分に都合よく記憶が書き換えられていることも多くて、
現在の記憶だろうと過去の記憶だろうと、やっぱり正確じゃないのよねえ…。



人気ブログランキング